第十五話 転生者との戦い

ギィィン


優輝「くっ」


一度後ろに下がり斬りつける

しかし、それはかわされ双剣で斬りつけられる。それをなんとかかわし、後ろに大きく下がる


天夜「剣の筋が甘いな、初心者よりはできるみたいだが弱いな。よくそんなのでここまでこれたものだ。それとも魔法のほうが得意だったりするのか?」


優輝「はっ!」


天夜「弱い」


さらに斬りつけるが軽々と防がれる


優輝「はぁぁっ!!」


続けて連続で突きを放つが全て避けられ、足払いをかけられた。そして、倒れたぼくに剣を刺そうとする。それを転がって回避する。


優輝「輝流剣術ー“火炎輪”!」


すぐさま立ちあがり火炎輪を放とうとするが炎が出ず、ただの回転斬りになってしまった


天夜「自分の技もまともに発動できないとはな、やはり雑魚が」


優輝「貫け!風の刃!“ウインドアロー”!」


天夜「消えろ」


ウインドアローを放つがこれも軽く打ち消される


天夜「魔法も三流、そこそこの魔術師でもその程度の魔法無詠唱でできるぞ、

本当の魔法ってものを教えてやるよ」


天夜「“クロスウインド”!」


風を纏った十字架の衝撃波が襲ってくる


優輝「くっ、“リフレクト”!」


即座にリフレクトを発動し、跳ね返す


天夜「なっ!?」


そして大きな爆発と風の音が辺りに響いた















優輝「えっ?」


身体中が痛い、背中に広がる土の感触、目の前に広がる青い空、そして少したってから気づいた、吹き飛ばされたのが自分のほうだということに


優輝(何が起こったんだ?あの魔法はリフレクトで跳ね返したはずなのに…)


天夜「いやぁ、驚いたよ。まさかリフレクトが使えたなんてね。あの詠唱はフェイクかな?それとも別のなにかかな?」


優輝(くそ、体が痺れて動けない…)


天夜「まあ、どちらにしろ………終わりだ!」


そして剣を振ろうとしたそのとき


ピピピピッ ピピピピッ






ピッ


天夜「なんだよ、いいところで」


優輝(スマホ…?)


天夜「だからボックの町をぶっ壊そうとしてんだよ!………はあ?人間どもの情報源断ったら人間の邪魔は無くなるだろうが!………だからシナリオとか知らねぇっての!」


天夜「あーもう!わかったよ!戻ればいいんだろ!まだ死ぬわけにもいかんしな!」ピッ


天夜「ったく、シナリオとか知らねぇっての、あいつもいつか殺してやる。」ボソッ


天夜「命拾いしたな!お前を殺してる時間もねえからせいぜい次会うときまでその人生を楽しんどけよ。“テレポート”」




優輝「消えた……助かったのか…?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る