企画用、投稿一覧

はやしばら

純文学とライトノベルの違い

まず、純文学とライトノベルもジャンルについてです。


・純文学は主に……

個人の見え方、感情を表したような文章で一人称で書かれていることが多い。(ほぼ、wikiでも同じことを書いていますが)


それに対して、

・ライトノベルは……

10~20代向けに書かれた軽く読める文章であり、純文学も大衆文学の両方を含むことが多いです。また、両方を混ぜたような作品をさすことも多いです。




正直……そこには大きな違いは存在しません。

描く人が純文学と言えば純文学。ライトノベルと言えばライトノベル。


『ゴシック』を描いた桜田さんが『私の男』や『少女七竈と七人の可愛そうな大人』を純文学と言えばそれは純文学。JKローリングさんの『ハリーポッターシリーズ』がライトノベルではなく小説であるのと同じわけです。


余談ですが、電撃文庫は特にそのような大人でも楽しめる純文学を思われる作品を多く賞を取っているわけですし。



ここでは、

あえて『純文学』にしかありえないことは記載することは避けたいと考えます。その理由として、簡単に言えばライトノベルではことを書いても仕方がないと考えたからです。


選ばれない……というのは、ライトノベルでは書くことも可能であるが、それは書く必要がないから、または書いたところで物語がツマらなくなるため描かないことが多いのでは? と考えたからです。

実際にその純文学のような文章を使用したライトノベルは多数ありますし、それが純文学だけの表現というのは甚だ間違っている、と私は考えます。よく純文学は、日常を如何に非日常に描くか――と言いますが(書いてんじゃねーかw)、それに近い表現は今じゃ漫画でさえ使用してる普通の事だと思います。

※変な話、芥川さんの小説がライトノベルって言われてもなんも驚かないよ、俺。ここまで整っているからだけど。



ですが、

ライトノベルのみ必要なことは描くことはできます。

それは上記にも記載しましたが、10~20代の若者を対象にした文――というのは、『純文学』という枠を含めていたとしても、その枠を超えた表現が存在するからです。


最近の若者は『アニメや漫画』といった最近の 《JAPANサブカルチャー》に則った作品――私論ですが、大衆文学のような『コメディー』『物語』と『恋愛』が絡むのような展開で好まれている気がします。


また、最近の飽きやすい若者の為に『素早い展開』が求められています。

純文学の一つの事象について、長々と過去に至るまで書くようなことはあまりライトノベルでは好まれる展開ではない。主人公が語りだすようなギャグは最初ぐらいといったほうがいいでしょう。



このように、

何度も書きますが、『若者のための小説』が『ライトノベル』と呼称されるのではないでしょうか?




ただ……

最近では、純文学を書く小説家の中にもライトノベルや大衆文学のよい部分を取り出して描くことのできる人が多くいますし(森博嗣さんなど…)、昔のガチガチの純文学の方も未だにいます(角田光代さん)


確かに、すばる大賞出すのに一人称だとしてもラノベみたいな展開はよくないでしょうが、文章はそういう枠って要らないと思いますけどね。


三人称で書かれていても、心の奥底を抉るような純文学作品もありですし、とくにミステリーなんかは一人称で書かれることが多いですが、大衆的に物語が存在しています。事件がないミステリーってのも面白そうですが。。



純文学を書く人にとっては、

大衆文学なんて、子供染みた……と考える人が多いのは確かです。

とくに純文学を書く人っていうのは、自身の心と照らし合わせながら骨肉相食む思いで文章を綴っているワケですから。い世界ハーレムモノみたいな快楽に溺れた作品なんて大っ嫌いでしょうしww

---------------------------------------------------------------------------------------------

※ここからは愚痴です。


というか……

純文学と大衆文学は分けれるけど、ライトノベルという枠は両方を含んでるからなんとも言えないんですけどねww


それを考えるなら、

『ライトノベルというジャンルの傾向』を知るべきかと思う。


おそらく、この名前の自主企画を制作した友人がグループから抜けた理由はここにあるんじゃねーか?


☆最近のライトノベルの傾向

・異世界(ヤッホォゥ!! 俺が酒池肉林の頂点だぜぃ!!)

・ハーレム(なぜ、ここまで主人公がモテるかわからない→答え:読み手がそれを望んでいるから)

・欲求刺激がムンムンとした文章(コレ、官能小説じゃね?)



それがどうであれ、

純文学を書いてる人間からしたら、そんな文章しか書かない奴らは苦でしかないでしょう?


・仮に、

モテない男(仮:村上冬樹)、モテすぎる男(仮:田口二)だとしよう。


とあるバーを想像してもらいたい。

村上がカウンターでひとり、クラシック(ショパン)を聴きながら昔の女について考えていたとしよう。その隣に田口が両腕に女を抱いてやってくるんだよ(もしかしたら、片手は胸を揉んでいるかもしれない)


村上はこんなにも、一人の女を抱くのに血が滲むほどの思考を巡らせているのに対して、隣の田口という男は既に供えられた天からの才でなんも困ることなく女を抱いているんだよ??


それを見た村上はどう考えるか??

お前とは、ぜってぇに分かり合えねぇ!!――俺だったらこう思うだろうな。



にしても、

コレは言い過ぎだよな……。まぁ、実際に分かり合うのが無理なんだよ。

純文学書いてる人間もライトノベルで酒池肉林狙ったり、俺最強やっている人間も自身の欲しか書いてねぇんだもん。


たぶん、人間になるには100万年かかる。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る