第63話 竜姫
翌朝、万能薬Bランクを生成し、身体を直した後、娘二人を連れ珠里城を目指す。歩く事2時間、門前に着いた。
警備兵「あい、やったーはまーからきたば?」 【おい、おまえ達はどこからかたのか?】
「昨日水竜に連れられ、竜姫に会うよう言われた。」
警備兵「はーや、くまんかいまっとけ。」 【そうなん、ここで待っとけ】
一人の警備兵が城の中に入って行った。残った警備兵と雑談すること1時間やっと戻って来た。
警備兵「なまからあう。ワンについてこい。」 【今から会う。私についてこい。】
警備兵について歩く事20分竜姫のいる場所へ着いた。
警備兵「ティン姫連れてきました。」
ティン「にへーでーびる。下がっていいよ。」
「初めまして、クーヤンと言います。」
ティン「初めまして、この国の姫ティンと言うわ。こうして日本の方と会えるとはうれしいわね。」
「日本の事をごぞんじなんですか?」
ティン「私の父は沖縄の方でしたから。」
父が沖縄?この世界に移転されたのは、千年前に一人だけって、女神ファーサンが言ってたはず・・・!
なるほど、978歳不老不死なのかな?
「だから沖縄の文化に似てるところがあるわけか‼」
ティン「それで、何しにこの国へ来たのかしら?」
「来たくて来たんじゃない。トラブルに巻き込まれて、漂流流しにされた。」
ティン「なるほどね。これからどうしたい?」
「暫くこの国を見てまわった後、トラブルの元凶に御礼をしに行きたい。」
ティン「好きにするといいわ、とりあえず今日の夜は宴会をしましょう。」
沖縄血筋だけあって、とんとん拍子に話が決まって行く。隣にいた貴族娘達はキョトンとした表情を浮かべ、話しを聞いていた。
まだ昼前、夜まで時間がある為。珠里城の周りを散歩する。一人で行きたかったが、貴族娘達も着いてきた。
娘達「キャアアー。イヤだ、来ないで、」
「チッ」
ティン姫が言っていた。巨大とーびーらと遭遇してしまった。俺は食べない生き物は殺さない主義だが、こいつだけは例外だ。俺の敵、イヤ人類の敵だ。それにしても気持ち悪い。さすが異世界だ。1m近いゴキブリがいるなんて‼
感心している場合じゃない。使い捨ての槍で串刺しにしたあと、ティン姫から貰ったゴキジェットを噴射。後は、そのまま放置。
一匹見たら三〇匹いると思え。その言葉通り、次々現れ倒す。ゴキジェットが無くなったため仕方なく珠里城へ戻る。
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