第35話 再び「六日目」
門を出て、ツインエンジェルとイチロージローを連れてレッドウルフの所へ。他のメンバーは、エリーナに任せて、模擬戦。
昨日遭遇した場所にレッドウルフはちゃんといた。
あいりとサリーに両方から攻めさせ、少し遅れてイチロージローが後を追う。こちらの思惑通り左右にレッドウルフも移動。最初の攻防が始まった瞬間、スキル発動、瞬足。
真ん中の一匹に詰めより、木刀で、一振り。その攻撃で勝負あり。その後、後ろから詰めより一振りで仕留める。次次倒してテイムしていく。
すべてをテイム終わったらレッドウルフの鼻を頼りに、アイルブアーヤを探す。
アイルブアーヤ。川沿いに生息してるワニのCランクモンスターだ。最も高値で取り引き出来る倒し方は目を目がけて真っ直ぐ槍を突き出す。そのまま心臓まで届けば鱗を傷つけなく倒せる。5メートルを超える物なら光金貨で取り引きされる事もある。鱗は防具、歯は短剣やナイフ、肉は柔らかく美味しい。
グルルル、どうやら見つけたようだ。サリーとイチロー、俺とジローがペアになり、レッドウルフとアイリはおとり役、レッドウルフもそうだが、アイルブアーヤも群れでいるため、一匹はCランクの癖に、群れになるとBランクに格上げになる。
今回は八匹の群れだ。
上手く陸におびき寄せ、連携巧みに二匹を倒す。その後は、川へ逃げられ陸に上がって来ない。非常に賢い。
仕方ないので、倒した二匹を回収して、町へ行く。
町の近くには、エリーナ以外が倒れている。かなりハードなトレーニングを行ったようだ。
「エリーナ、この状況は❓」
エリーナ「クーヤン様。申し訳ございません。狐族を厳しくするつもりが、全員に厳しく指導してしまいました。」
「気にするな、本人達の為になる。」
エリーナ「ありがとうございます。それでこのレッドウルフ達は❓」
「テイムした。」
エリーナ「レッドウルフをテイムするなんて、初めて聞きました。」
「最初は討伐して、素材で武器を作る予定だったんだが、予定変更で移動手段にした。そのかわりアイルブアーヤを討伐してきた。」
門の前へ行き、イチロージローの手続きを行い、ギルドの所でアイルブアーヤの解体をしてもらう。
アイリには鍛冶屋を探したらギルドに来るように伝える。
俺は、イチロージローの、手続きをしたらエリーナの所へ行く。
30分程エリーナと模擬戦をしたら、全員歩けるほどは回復したので、町の中へ行く。
俺とサリーはギルドへ。他はその場で解散。
ギルドの中に入ると、アイリがいた。
アイリ「30以上ある鍛冶屋のなかで、腕利きは5カ所ね。」
「サリー、この5カ所は聞いた事あるか❓」
サリー「噂だけね。」
15分程話しをしていると、イチロージローが終わったみたいだ。イチロージローはその場で帰って貰い。
受付カウンターで、一匹分を45金貨で買い取って貰う。
アイリとともに鍛冶屋を回る。
サリーは肉をティーダ食堂へ。
サリー「おばちゃん。こんにちは。」
女将「あらぁー。サリー又来てくれたの。」
サリー「前回貸しきりにしてくれたお礼に肉を持って来たの。後からアイリとくーやんも来るから、料理をお願い。」
女将「あなたー。サリーが肉を持って来たよう」
店主「ほう。サリーこれはもしかして、」
サリー「ヘヘッわかる❓アイルブアーヤの肉よ。」
店主「ちょい待ってな。これで何か作ってくる。」
サリー「後からアイリとくーやんも来るから3人分お願い。」
店主「任せな。」
女将「ありがとねぇー。私も準備してくるわ。」
サリー「ビール1杯だけ先に頂戴。」
1時間後、
「遅くなった。」
アイリ「ごめーん。」
サリー「おばちゃんと話してたから気にしてないわ。良い鍛冶屋は見つかった❓」
「あぁー。ガルーダって所」
女将「いらっしゃい。ビールで二つで、良い❓」
「お願いします。」
女将「お待たせ。もうすぐ看板娘も来るからね。」
「ありがとうございます。」
暫くして、料理とともに、
かずは「お待たせしました。クーヤン」
サリー「ちょっ、かずは、私が持って来たんだからね。」
かずは「サリーありがとね。お父さんものすごく喜んでたよ。確か。アイリさん。いらっしゃいませ。」
サリー「わかればいいのよ。」
かずは「他のテーブルにも食事運んでくるね。。」
30分ぐらい飲み食いをして、店を出た。
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