第10話 トラブル

 話し会いが終わって宿を出た後、ギルドへ向かった。ギルドへ入ると受付カウンターから笑顔をむける受付嬢。


受付嬢「こんにちは。」


「こんにちは。」


 カゴいっぱいの植物を渡すと、報酬を渡される。


「すいません。クエストは二つ以上可能ですか❓」


受付嬢「繰り返し可のクエストでしたら、可能です」


「ありがとうございます。」


 明日からはモンスター退治もしながらエリーナに戦いの基礎を学ぼう。

 ギルドを出るタイミングでアイリが入ってきた。


アイリ「こんにちは、あれ❓後の人は❓」


「こんにちは。」


エリーナ「クーヤン様の奴隷になったエリーナです。」


アイリ「奴隷‼くーやん奴隷買ったの。」


「字が読めないのを知ったから読める人を」


アイリ「それで、女性の奴隷❓私とのパーティーを断って、」


 ジト目をされた。視線が痛い。すぐに弁解をする。


「もちろんそれだけじゃない。元騎士だからそれなりに腕もたつ、戦いの基礎を学べる。」


アイリ「なるほど、それで私とのパーティーを断ったのは❓私だって戦いの基礎を教えてあげれたよ。」


「一ヶ月で、町を出るから。」


 それに、近すぎると異世界人だとばれそうだし。


アイリ「ふ~ん。それなら私も誘ってくれたって良いじゃん。」


 少しふまんげにつぶやく。


「奴隷なら俺の都合で、町を転々とできるけど、パーティーだと厳しいから・・アイリが良ければ一緒に行動する?エリーナが戦闘も出来るから明日からは討伐がてら戦いの基礎を学ぶけど。」


アイリ「え。いいの❓」


 チラッとエリーナに目線を向ける。


エリーナ「くーやん様の命令なら。」


「報酬はどっちが多く倒したか、関係なく半々でいいなら。」


 満面な笑みを浮かべながら握手を求められた。。


「明日の朝、食道で待合せよう。」


それから宿へ向かう。

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