第25篇TREES FOR SWEETEST DAYDREAM
いつの間にか
雲をつかむような
夏がやってきた
セピア色に染まる空
春の忘れ物が
中学校の木々にからまる
あなたは昔のように
無邪気な微笑みを
忘れてないね
あなたが笑うだけで
辺りの花々が反応する
信号機を無視して
肩をすくめる
真っ白な画用紙を広げ
記憶を辿るのさ
冬の置手紙が
春の中学校を経由して
夏につながる
きっと私は白昼夢の中
彷徨い続けてるんだろう
あの渋谷駅のスクリーンの
宇宙の拡がりは
今も胸に根付いてる
はっと気付けば
空疎な部屋で汗ばんでる
雨はもうやんでるよ
壊れた傘を買い直さなきゃ
2016(H28)8/22(月)
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