第23篇夜

朝陽の日差し 木々を照らして


希望の粒 宙に羽ばたく


玉糸ほぐし 並木にくくる


忘れた想い 伝わるように




太陽の輪 黒く縁取り


昼の明るさが 瞳を突き抜け


光の残像が 体に透ける


浮遊感覚 六感揺さぶる




夕陽に向かい 雲が溶けていく


つばめが舞う 心が和む


もう空の上 僕は浮かんで


鳥たちと一つ 時のない世界




夜が訪れ 静寂の空気


コウモリは不敵に 街灯を黒くさせる


灯りは分散し まるでモザイク


空も街もが すべて眠りにつく




一斉に夢に向かう 夜の瞳


あやしい瞳 この世界すべて


まばたきそして またたきまわり


夜更かしの誘惑 夜の天使微笑む


2017(H29)2/16(木)

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