第6話

かなり前だが この近辺 西新宿の 都庁の 西側あたりは 花柳界の 花街だったらしく 弁天池という 大きな 池があり

その 池の あたりで 美人芸者が 夜になると

屋台の 味噌汁屋を やっていたという 話があり


その 弁天池が あったあたりを 散策している時


妙齢の 小柄で 細身の 女性に

この辺に 昔

花柳界が あって 池が あったのは この辺ですか?


と 聞いてみたら その 妙齢細身の 女性は

あら〜 あんた なんで そんなこと 知ってるの?


っていうもんで テレビで 平岩弓枝さんの

女と味噌汁 っていう 池内淳子さんの ドラマを 見てて

この辺だと 知ったわけで 、、、、

それで 昔の 名残を 探してるわけなんですよ。


そんなら ここよ(笑)

そうだわ! そこが うちだから 上がって お茶でも

飲んで行きなさいよ(笑)


ということで こんな 都心の その方の 家は 目の前だった。


お!〜〜 なかなかの 風情のある 昔の 日本家屋 質素だが すごい‼️


未だに こんなとこに 住んでる人が いるわけだ。


あがんなさいよ!(笑)


失礼します。


というわけで まるで 江戸時代のような 隠れ家のような

庵 のような まるで 江戸時代の 時代劇でしか 見れないような シンプルで 風情のある

二階もある なかなかの 文化財のような

家に おじゃました。


あんた〜それにしても 若いのに よく そんなこと知ってるね〜〜(笑)


いや〜 若くないんですよ。(笑)


20代でしょう?


いや(笑)まったく違います(笑)


え〜〜 30代?


いや(笑)歳ですよ(笑)


嘘だよ(笑)バケモンじゃん(笑)

なんて べらんめえを 粋にしたような 軽い

語り口で お茶と せんべいみたいなものを 出してくれた。


よく見ると このかた 若い時は かなりの 美貌だったような、スッキリした 和風美人である。

新珠美千代のような


悪いから いろんなことは 聞かなかったかが 自分から 話し出した。


私もね〜 この辺で 働いてたのよ〜

まったく昔は すごかったんだから〜


そうね〜 そうだわ!平岩弓枝の ドラマなの?


そうなんですよ(笑)


平岩弓枝さんは よく この辺で 遊んでたよ(笑)


そうなんですか?

女の四季 っていう 小説で 女と 味噌汁 出てくるんですよ(笑)


そういえば 弁天池 この 目の前だけど

屋台の 味噌汁屋 やってたよね〜〜(笑)

おにぎりとか 出してね。


それ(笑)実話 なんですか?


そうよ、 その人 綺麗な人だったよ〜

東京オリンピックの頃だわ!


すごいな〜 テレビで 池内淳子さんが やったんですよ(笑)


そう、あの人なら あってるわ🤭

ピッタリだよね〜〜(笑)


なんか 長居を してしまって そろそろ 失礼します、


そうなの、 また 寄ってちょうだいよ(笑)ハハハハハ(笑)


ありがとうございました😊


そんなことで その 妙齢美人の 庵居のような 不思議な

空間を 後にした、

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