2月4日 豆まき

 更新しないまま、時だけが過ぎてしまいました。

 忙しさにかまけて……面目ない。

 少し遡って、今週のお話を書いていきます。


 で、これも全然触れていなかったけれど、カンナちゃんも無事に帰国。

 何事もなかったかのように、お土産話で盛り上がることもなく、さらっと登校班へ復帰。

 そして一週間が過ぎ、節分を迎えました。


 成田山新勝寺を始め、神社やお寺で豆まきを行う光景をテレビで目にしますよね。

 私の地元でも三つの神社で豆まきが行われます。

 この日、十八時過ぎに外出から戻る途中、亀戸天神からたくさんの人が出て来るのを目にしました。

「あぁ、豆まきが終わったんだな」

 そう思いながら自転車をこいでいると、見知った顔が遠くに。

 ユウタ君です。

 ご両親と一緒にマスクをして歩いています。

 実は彼のクラスはインフルエンザで学級閉鎖になっていたので、二日間お休みだったけれど、どうやら本人は元気そう。


 翌朝、学級閉鎖明けのユウタ君に「昨日、亀戸天神の豆まきに行ったでしょう」と聞くと、

「うん、たくさん取ったよ」と嬉しそうに笑って、こう続けました。

「五十円もらった」と。

 亀戸天神の豆まきは豆が入った小袋のほかに、小銭を撒くのです。

 一度だけ豆まきに行ったことがありますが、その時も豆しか取れなかったので実際に撒いているところは見てないんですけど。

 危なくないように、紐で結わいた小銭を投げると聞いています。

 お金をもらった人物と直接触れ合ったので、この話が都市伝説ではないことが分かりました。


 その後、カンナちゃんとも豆まきの話になりました。

 どうやら彼女も天神様へ行ったようです。

「弟たちの分も取れたよ。百円も取ったし」

 直ぐ近くに上手うわてがいました。

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