1月8日 いきなり……。
更新が遅くなってしまいましたが、この日から小学校が始まりました。
私が小学生の頃は三期制だったので、始業式をやって十時半ごろには帰ってきていた気がしますが、ここは二期制なので始業式はなく、全体朝礼のみで四時間授業です。
休み明けの恒例は二つ。
一つ目は荷物が多いこと。
夏休みほどではないけれど、提出する宿題や上履き、防災ずきんに道具箱など、学校で使うものを持っていくので、ランドセルの他にパンパンに膨らんだ手提げバッグという出で立ちで集合です。
二つ目は、休み中の話。
何処へ旅行に行ったかという報告会の様相となります。
ひなはスキー旅行へ行ったそうです。
「確かお父さんは北海道出身だよね。スキーも上手いんでしょ?」
「うん、上手。最初は教えてもらったけど、後の方はお父さん勝手に滑りに行っちゃうんだよ」
まぁ、お父さんあるあるだな。
まつりちゃんがやってきて、
「えーとね、えーとね、えーとね……忘れた」
「何だよ。話したいこと忘れちゃったの?」
「あ、思い出した。お休みでオーストラリアに行ってたの。それで日焼けした」
オーストラリアと言えば、カンナちゃんも行くって言ってたな。
「だから、宿題の縄跳び練習が出来なかった」
そう言って笑ってました。
今朝はカンナちゃんの姿が見えず。まだ旅行中なのか、気温差で風邪でも引いたのか。
珍しくリンちゃんは集合時間に遅れて、遠くの方から走って来るのが見えます。
ユウタ君は千葉のおじいちゃんの家へずっと行っていたとのこと。
「そうなんだ」と話していたら、いきなりユウタ君の左の鼻から血が……。
男の子って、低学年で鼻血が出やすいことが多い気がします。
彼は手提げバッグを二つ持っていたので、「持って行ってあげるよ」と声を掛けました。
彼は手提げバッグなどを私の自転車の荷物かごにそっと入れて、「楽ち~ん」といつも喜んでいたのに、この日は違いました。
「いい。僕が持つ」
そう言って立ち止まり、いったん荷物を置いてからティッシュを取り出して鼻血を拭き始めます。
登校班の一団は彼を待たずに先に行ってしまったのを見ても、
「大丈夫。僕一人で行くから」と力強い一言。
おぉ! なんか冬休みの間に成長したじゃないか。そう思いつつ、「おじさんが一緒に行くよ」と彼を待って、学校へ向かいました。
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