11月20日 いつまで?

 子どもたちが小学校へ行く日の朝は、登校班の集合場所へ行き、付き添いながら学校へ向かう。晴れならば、自転車で途中から先回りして校門前の横断歩道で子供たちを見守る。


 夏休みなどを除いて毎日、運動会や学芸会などの土曜日イベント時にも欠かさず続けて早七年。趣味でやっているようなことなのに、この度、東京都から表彰を受けました。

 校長先生の計らいで、せっかくだから全校朝礼で賞状をお渡ししますとのこと。19日の朝は、見守りの後にそのまま体育館へ行って来ました。

 中へ入ると一番手前に四年生が並んでいたので、リンちゃん、メイちゃん、カンナちゃん、のぞみちゃんといった面々とアイコンタクトで手を振り、私を見つけてはしゃいでいる一年生のコウセイ君には、舞台上から「シーッ」と人差し指を口に当てて静かにさせ、ちょっとした挨拶をして無事終了。



 毎朝見ているオジサンが表彰された、ということで、翌朝は子供たちの方がややテンション高めでした。

 登校班の集合場所では、一年生のユウタ君が「僕、列の後ろの方から見てたよ」と声を掛けてくれて、カンナちゃんからは「緊張した?」との第一声。

 メイちゃんからも「緊張した?」と聞かれたし、リンちゃんからは「声がいつもと違ってた。緊張してたんじゃない?」と言われる始末。(^^;)

 人前で話す機会はままあるので、緊張してるつもりはなかったんだけどなぁ。


 校門前ではいつにも増して元気な挨拶が聞けました。

 いつもは挨拶するだけの子が、通り過ぎる時になぜか私のお腹を触って行ったり。

 二年生のまつりちゃんからは、

「ずっと手を振ってたのに、全然気が付いてくれないんだもん」とクレーム。

「ずっと振ってたから、隣の子の顔に手が当たって後で怒られたんだよ」と言われてしまい、

「ゴメンね、大勢いるから見つけられなかったんだ。友達にも謝っておいて」とフォローしました。


 そうそう、学校へ向かう途中に「おじさんはいつまでやるの?」とカンナちゃんから質問が。

「あたしたちが卒業するまでやれば、ちょうど十年だよね」と、リンちゃん。

「あと五十年は出来るんじゃない?」と、カンナちゃん。

「そんなには出来ないよぉ。五十年やったら百歳越えちゃうもん」と、私。

 なんか前にも似たような話をしたことが……と思っていると(4月13日 参照)、

「大丈夫だよ。今は長生きになってるからさ」と、カンナちゃんから叱咤激励の声を頂きました。


 みんなから元気を少しずつもらっているので、五十年続けられるかもね。

 ガンバリマス(笑)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る