9月11日 五月病ならぬ九月病

 みなさんは九月病をご存知ですか?

 私が勝手にそう呼んでいるので――と思ったら、実際にそういう呼び方があるそうでビックリ!


 私が呼んでいる九月病は、主に小学一年生に起こります。

 四月からの新一年生としての生活を乗り切った子が、一か月以上も続いた夏休みを経て「学校へ行きたくない……」となってしまう症状です。


 今までの浅い経験では、九月病になりやすいのは二パターン。

 一つは年の離れた末っ子または一人っ子で、ちょっと甘えん坊タイプ。

 もう一つはやんちゃなタイプの長男で、三、四歳下の弟あり。


 どちらも、夏休みの間にお母さんと楽しく過ごした時間が忘れられず、家を出るのが嫌になってしまうようです。とくに後者の場合は、弟はお母さんと一緒なのに……と感じてしまうようですね。

 おなかが痛くなることも多く、遅刻してもお母さんと一緒に学校まで行ってしまえば、楽しく過ごして帰ってくる、というのも共通しています。



 今年の一年生はどうかな?と思っていたら、コウセイ君がどうも怪しい。

 やんちゃな男の子で、人の注意も聞かないような子だったのに、休み明けは大人しかったんです。

 案の定、集合時間に送れるようになり、先週は一度来たのに「おなかが痛い」と家に帰ってしまいました。その後、お母さんと弟と一緒に学校へ来ましたが、まったく元気は無し。

 去年のソウタ君も同じパターンで、登校班へ復活するまで約三か月掛かりました。彼の場合は学芸会がきっかけで、その日から班と一緒に登校が出来るようになったのですが、コウセイ君の場合はどうだろう……。


 中には正月明けまで復帰できない子もいるので心配していましたが、昨日の月曜日から以前の感じに戻っていました!

 お母さんも心配して昨日、今日と集合場所まで来ていましたが、問題なく出発。

 土日に何かあったのでしょう。

 とりあえず一安心。





 

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