仮面の棋士

ぺるそなを

仮面の憂鬱

例えば、バイクに乗った昆虫だとか、

やたらと赤い大佐だとか、イギリス生まれの正義超人だとか、もしも彼に出会う機会があれば、ぜひとも質問してみたい。


『仮面でなければならないのか…?』

何かしらの必然性や有益性があるのか。

それとも、義務感や責任感の類なのか…


少なくとも私は、必要性を感じない。

そんな事を言ってしまうと身も蓋もないが、

それが事実である。


では何故、仮面を被っているのか?

その答えは非常にシンプルで、

『キャラ作り』である。


考えてみてほしい。

『将棋仮面』を名乗るおっさんが、

仮面を被っていなかったら、

何を思えばいいんだろうか。


逆に斬新な気もするが、

出オチ感がハンパなく、

記憶に残る事はほぼないだろう。


記憶に残る棋士になる為には、

やはり仮面は必須アイテムとなる。


だがそこでもう1つ問題が生じる。

『仮面を被った棋士』

それはもう、どう考えてもマトモじゃない。


強いとか、弱いとか以前に

私だったら、そんな狂気の塊と

将棋を指したいとは決して思わない。


自分で名乗っておいて

こんなこと言うのもアレだが、

そもそも『将棋仮面』ってなんやねん…


正直、キャラ設定も迷走しているし、

何を目的にしているのかすら謎である。

そして私の一番の悩みは何か?


『夏場の仮面はよく蒸れる』


以上。

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