「木漏れ日」

朝に干した布団を

そろそろ取り込もうかと思いながら

白いそれと

青い空と

緑の樹々を眺めている


緑は濃くて明るくて

綺麗


あの緑の樹々の下に行けば

木漏れ日が見られるんだろうけれども

私の中での「木漏れ日」は

きらきらと、さらさらとしたもので


なんだか、ここ数日の光の強さの具合は

違う気がするのだ


「灼熱」という言葉もあるけれど

それは皮膚や呼吸を通して感じるもので。


「木漏れ日」は

目で感じるもので。


子供の頃よりも明らかに暑くなっている夏


「木漏れ日」のイメージも、変えたほうが良いのだろうか


綺麗なことに変わりはないけれども。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る