第84話 平常運行

 やあ、おいらです。


 えーと、なんと言えばいいのでしょうか? いわゆる、ごく一般のサラリーマンさんですか? そういう方々は、今日が仕事始めなのでしょうか? そういう方面の仕事においらは就いたことがないのでよくわからないのですが、今日は出勤したって、お得意様に新年の挨拶回りに行って、カレンダーとか、社名入りのタオル、手ぬぐい……手ぬぐいを配るのは落語家くらいか。そういうのを持って行くぐらいなんでしょ? それとも、経費節減で、挨拶だけかな? だいたいさ、接客業の皆さんはそんなの関係ねえ! って感じでしょ。なんか、日本人としてのアイデンティティが失われますよね。


 それにしても、熊本県、また大きな地震があったんですね。おいら、昨日は昼以降はほとんどテレビを見なかったので、夜遅くに、いつものごとく、yahoo!トップページを開いて、一瞬、目を疑いました。本当においらが絶えず主張している神=大自然説の通り、人智が及ばないことをあの存在はやってくれます。おいらも本当でしたら災害ボランティアとして現地に飛びたいのですが、ウルトラアイが壊れてしまったモロボシダンのごとく、何もできません。おいらの代わりに、例のスーパーボランティアじいさんことおばたのおじいさんがタオルを頭に巻きつけ、オレンジのTシャツ着てさあ、駆けつけてくれることと思います。とにかく、被害の少ないことをお祈りします。


 さて、以前の記事に一部、誤りがありましたので、ここで訂正します。バカ書店の秋葉原店。正月から平常営業かよと書きましたが、三が日は一時間短縮営業だったそうです。ただし、訂正はしますがお詫びなんかはしねーよ。

 さて元妻に、その秋葉原店のおかしくて、不条理な話を仕入れましたので、こっそりお教えしますね。あの店、なんか三人くらい、開店当初からずっと働いている、いわゆる古参バイト、古株バイトがいるらしいんですけど、そいつら、頭のネジが緩んでいるのか、なんだかよくわからないのですが、すげー、傍若無人な振る舞いをしていて、店長はじめ、正社員の面々に罵詈雑言を浴びせたり勝手気ままに振る舞ったりして、元妻以外の正社員は店長も含めて、メンタルがやばいことになってるんですって。まあ、チェーンの小売にはありがちとも言えますけどね。だって、社員は何年かに一度は異動を必ずする。十年も二十年も同じところに腰を据えるということはまずない。たまに、スタッフ系でいないこともないですが、最前線の戦場ではまずないでしょう? でも、バイトさんって、望めばいつまでも一つのところに入られますよね。そういうのを禁止して、最長何年までって、決めているところもありますが、バカ書店はバカだから、そういう規則はなかったです。そうすると、店のことを隅から隅まで精通しちゃうじゃないですか? よほどの低脳でなければね。そしたら、新参の社員より、力つけちゃうのは当然です。おいらだって、現役時代、そういう苦労をしたものです。おいらの場合は、バイトのキーマンを見つけて、その人にすり寄って信用を得るという作戦をとっていたので、あんまり、苦労しませんでしたが、ただ一つ、戸塚店だけは作戦がうまくいかなくて、辛い思いしました。戸塚嫌い。

 さて、秋葉原に話を戻すと、初めにあげた三人の悪魔、常識外の酷さらしいです。まともに戦える社員は元妻だけで、あとはメンタルになんらかの支障をきたしてしまったらしいのです。特に店長、えーと、女性なんですけど、実はおいらが発狂した時に、クビにした人なんですよ。そう言えば、その頃からメンタルのクリニックに行ったことがあるとか言っていたな。そんなだから、打たれ弱い。バイトにギャーギャー言われて、ショックで公休日には寝込んでいるんだって。残りの二人の社員も、バイトどもを制御できない。もう、悪魔たちはやりたい放題らしい。唯一、元妻だけは戦えている。あの人、メンタル、すげー、ぶっといから。女の中の男なんですよ。例えるなら、ミスター女子プロレスラー、神取忍とか、霊長類最強、吉田沙保里と肩を並べます。下手をすれば、最近姿を見かけない、神取さんや、大森南朋といちゃついて赤ちゃん産んじゃった(?)R−1吉田さんより、強いかも。だって、「あいつら、潰すのは簡単だよ」とか言ってますし。ほんと男だねえ。『旅姿三人男』を歌ってあげたいです。東海一の大親分、清水次郎長ではなくておいらの元妻、粋で、強くて、人情に厚い。まあ、ここは関東ですから、東海一ってのはあり得ないんですけどね。

 ここで、無駄情報。清水次郎長は本名、山本長五郎っていうんです。で、おいらの実母の旧姓も山本。もしかしておいら、次郎長親分の血をひいてる? と思ったけれど、母方は越後人。全くもって関係なし。でも、越後といえば、山本五十六提督じゃないですか! 今度こそ、おいらの血には英雄のDNA、DNA! カーモン、ベイベイ、DNA! と考えていたら、歴史オタクの、クソガキ。歯医者の息子で、歯学科にも行けなかった、典型的なすねかじりのチェリーボーイが「五十六は養子ですから関係ないですよ」とか言ってきたのはいつだったかしら? そういや、あいつも世間知らずで扱いづらいバイトだったな。おいら、すごーく、気を使ってさ。まあもう関係ないけど。


 バカ書店の秋葉原店はだから、今後崩壊するか、大戦争が始まるのです。他人事だから楽しいな。


 最後に一言。どうも、今回の躁状態、ピークを超えたみたいです。あくまで主観ですがね。先月中旬の、降って湧いたタイトなスケジュール。外食、一人で皮膚科、ケースワーカー来訪、一人で鴨居の内科しかも横浜線が大遅延、また皮膚科、実父来訪というイベントの洪水がおいらを狂わせ、大晦日の『紅白歌合戦』が心揺さぶり、一気に突き抜けるかと危惧しましたが、三が日を静かに過ごせたことが平穏を連れてきたみたいです。まだ変動はありそうですけどね。


 はい、おしまい。

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