FM魔界 魔王ラジオ~まおらじ!~
おおぞら
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魔王・側近「「まおらじ!」」
魔王「さあ、始まったぞ! 魔王の魔王による魔王のためのラジオ、略してまおらじ!」
側近「この番組はFM魔界で放送されるラジオとなっております! 皆様からのおハガキをご紹介させて頂いたり、様々な情報等を発信していく予定です」
魔王「パーソナリティは吾輩、魔界の王こと魔王と」
側近「そして私、腹黒サド野郎こと側近でお送りしてまいります! と、いうことで! ついに来ましたよ、まおらじ! ワクワクしますねぇ魔王サマ!」
魔王「そ、そうか? 吾輩は別に気分はのっておらぬがな」
側近「またまたぁ! そんなこと言って、昨日は楽しみで眠れないとか言ってたじゃないですか! 修学旅行前のゾンビ学生かって勢いでしたよ? 餓鬼みたいに」
魔王「お、おい、それを言うでないぞ側近! ゴホン、まあ、楽しみではあったぞ、ん? 今餓鬼と?」
側近「気のせいでしょう? 楽しみなら最初からそう言えばいいんですよ。さて! 1週間前にこのラジオが始まるよということを宣伝していたんですけど、その時に、このラジオでやってほしいことや、リクエストソング、そして、魔王サマへのご質問なんかも募集していたんですね」
魔王「ほうほう。3つ目は、吾輩への質問コーナーと言ったところか」
側近「さすがご理解が早い! そんなわけで魔界リスナーの皆さんからたくさんのおハガキを頂戴いたしまして、魔王サマへの質問だけでなんと、1万通も届いているんです!」
魔王「魔界のげぼ、住人が全部で1億3000万いるわけだが、1万という数字は多いのか、側近よ。」
側近「もちろんです! 無謀にも魔王サマに質問をしようなどという不届き者が1万もいるんですから! クーデターもんですよ!」
魔王「クーデターは言いすぎだと思うのだが、まあよい。質問を聞こうではないか」
側近「おお、早速行っちゃいましょうか! では、記念すべき1枚目のおハガキ。ラジオネーム、しゃれこうべさんから頂きました。ありがとうございます」
魔王「ご苦労であった」
側近「魔王サマ、側近ちゃん、まおばんは。 はい、まおばんはー!」
魔王「まお……ん!? まお、ばんはー? とは何だ一体?」
側近「そんなのも知らないで魔王やってたんですか? 勇者に斬られちまえ。最近魔界で流行ってる挨拶ですよ!」
魔王「今、吾輩に暴言吐かなかったか!?」
側近「気のせいでは? ほら、魔王サマも! まおばんはー!」
魔王「ま、まおばんは~」
側近「もう一度です! 今度はご一緒に、せーの!」
魔王・側近「「まおばんはー!」」
魔王「こんなところか?」
側近「そうです! 凍てつくいい声ですね! と、いうことで改めて読んでいきます」
魔王「おう、頼むぞ」
側近「魔王サマ、側近ちゃん、まおばんは。お二人のラジオが始まると聞いて、楽しみで骨伝導ヘッドホンを買って聞いています」
魔王「がいこつらしいな。面白い」
側近「そこで魔王サマに質問なんですが、魔王サマはどんなヘッドホンで音楽を聴いていますか? また、どんな音楽を聴いていますか? オススメなどあったら教えてください。とのことでした! たしか魔王サマはクラシックがお好きでしたよね?」
魔王「たしかに聞くぞ。特に人間界クラシックはよく聞くな。一番のおススメはやはり、フランツ・シュ〇ベルトの魔王だろうな」
側近「確かに、あの曲は子供の悲痛な叫びがよく現れている名曲ですからね」
魔王「吾輩ならば父親共々冷たくさせているがな!」
側近「大人にバレずに子供を誘惑なんて賢い真似できませんもんね。バカだし」
魔王「正々堂々と言ってほしいものだ。ん、待て、今バカと「言ってません」
魔王「そ、そうか。まあよい。それで、もう一つはどんなヘッドホンかという質問だったな」
側近「そうですね。この場合メーカーを言うべきでしょうね」
魔王「そうだな。吾輩は、ZONYのヘッドホンを使っておるぞ」
側近「ゾンビのマークのZONYですね~私も使っています」
魔王「ZONYは可もなく不可もなく、安定している所が吾輩は気に入っておるぞ」
側近「ZONYタイマーなんて言われてもいますが、都市伝説みたいなものでしょうね」
魔王「そうだろうな」
側近「あ、ちなみにこのラジオのスポンサー企業にZONYがいるんですよ」
魔王「それを早く言え! まるでステマではないか」
側近「ステマどころか隠れてません。ダイレクトマーケティングですね! お上手です魔王サマ」
魔王「絶対にバカにしてるだろ」
側近「バカにしてませんよバカなんですか?」
魔王「おい今絶対バ「一旦CMです!」
魔王「おい逃げるでな『まおらじ!』
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