作品の良し悪しなんて考えるだけ無駄



 もともと音楽のエッセイとして始めたものですが、最近思うことがあるので書かせていただきます。



 タイトルの通り、ジャンルの良し悪しについて。


 本や物語にも音楽にも共通するので、今回は少し物語的な視点で書かせていただきます。




 物語なら純文学かラノベかとか。

 音楽ならクラシックかロックかとか。



 僕は『その人にとっての良し悪しはあるかもしれないけれど、その作品やジャンル自体には良し悪しなど無い』というスタンスなのであしからず。





 これなんなんですか? 論争をしてるだけ時間の無駄としか思えない。


 ワタクシ大変怒っております。







 最近は『インスタ映え』やら『いいね』やら『ハート』やら『星』やらに拘り過ぎではないのか。


 物語や音楽をやっていく上で自分個人が満足するだけでいいのであれば、そんな事気にする必要もない。

 それでいて『いいね』を求めるのはお門違いだ。








 知能指数低い(と言っても勉強云々ではなく常識やら社会的な立ち振舞いやらという意味で知能指数の低い)人が増えてきたように感じる。



 ここで知能指数が低いというのは『いいね』が全て、その他はどうでもいいなどと考える、前述したお門違いな人の事を指す。




 この知能指数が低い、『いいねされないから人気ではない』『インスタ映えこそ命!』とか考えてしまいがちな方、


(ネットリテラシーもクソもないアホな)中学生やら高校生がヤってる最中や半裸の写真撮って「マジ卍~草生えるわ~」って言いながらインスタやらTwitterにupするのと同じじゃないんですか?




 少々過激発言が過ぎました。申し訳ございません。









 そもそも素晴らしい作品は他者と比較されずとも素晴らしいのです。


 ただ、その素晴らしいは他人に同意を求めてはならない。何故なら価値観が違うから。


 もちろん価値観が近くて、素晴らしいね! って語りあえたらそれほど嬉しいことはない。これは素直に喜んでよし。






 問題なのは自分の素晴らしいと思うもののみを『正義』とし、それ以外を『悪』として排除しようとすることにあります。




 だからそもそもこの論争自体あることが不思議でならない。また戦争がしたいのか。根本的な部分や、やってることは一緒だろうが。






 例えば純文学VSラノベ論争。



 ……どっちだっていいじゃん。


 ジャンル分けなんて作者やら出版社やら読み手やらが勝手に心の中ですればいいだろう。


 若しくは作者が亡くなった後に『これはどういう系統の話なのか』と想像を巡らせ、遺された人達が。



 あとはこの論争でどちらが崇高であるのかと論議を繰り広げる人達は大抵知能指数が低い。だって頭固くない人は『それもいいね! 私はこっちが好きなんだ~』くらいで終わるハズだから。頭固くて知能指数低いやつは他者が認められない=争い始める。



 知能指数低い奴らの例を出そうと思う。

『純文学好き派』

 ・崇高な純文学を読む(書く)俺らマジ崇高

 ・格式高いからこの良さが分からないバカはお断り

『ラノベ好き派』

 ・異世界転生・ハーレム・タイトル長ければOK!

 ・ラノベこそエンタメの中心、これをバカ扱いするような奴らなんて娯楽の意味知らないよね



 こんなところだろうか。

 そもそも『純文学マジ崇高派』は格式高い感じを演出し過ぎ。ドン引きだわ。『圧倒的ラノベ神派』は特定のワードやら設定やらに固執し過ぎ。もうなんか可哀想。



 作品自体に良し悪しを押し付けるのは良くないと思うよ。


 自分が素晴らしいと思ったらそれでいいんじゃない?






 あとは、読者に自分の作品を読んでもらいたいという考え方を持つ人は、もう少し需要と供給を考えるべき。


 先程書いた例でカクヨムを例にとると、

『純文学しか認めん派』はまずネット小説ではなく各出版社やら純文学専門のコンテストに出すべき。どうしてもネット上で出したいならサイト作ればいい。

『ラノベが世界の中心派』はまずそのサイトがどういう需要があるのか、そしてどこが運営してるのか考えるべき。タイトルが無駄に長い異世界転生・ハーレムモノで売れたいならカクヨムじゃなくて○ixivやら、な○うやらで上げればいい。





 カクヨムはKADOKAWAが運営している。これを分かって投稿してるのがどれくらいいるのか疑問ではあるけれど。


 知能指数低い人の大半はKADOKAWAの書籍を読んでない人、若しくは系統(需要)を理解出来てない人。


 どういう意図でこのサイトを運営しているのか考えたことはあるのだろうか。


 マンガ家が自分の作品に合う出版社を選ぶのと同じ。

 ドラ○もんをジャン○に持ってったりするか? ○AIRY T○ILや進撃の○人をコロコロに持ってったりするか? 酷い例だと少女マンガを少年マンガに持ってったりするのか?


 普通しないだろう。別ジャンルを求めているならそれもアリかもしれないけれど、基本的には出版社の系統に近い作品を持っていく。つまりそういうことだ。




 最初の需要と供給のリサーチが甘い時点で他人を批判する資格なし。僕はそう思う。






 僕は素晴らしい作品が埋もれないで花を咲かせられるような環境をつくっていきたい。


 批判も素晴らしい作品づくりのエッセンスとはなる。むしろ必要だと思う。


 ただ、自分の嫌いなものを『悪』として排除しようとするのは批判ではなく最早イジメと単なるワガママ。



 素晴らしい作品は素晴らしいしジャンルに上下など存在しない。



 だから『良い作品』ではなく『素晴らしい作品』という表現を広めていきたい。






 ……物事の優劣をつけたがるのは人間の悪い癖かな。



 すごい乱文失礼しました。


 どうかこれを読んでくださった方は心の広い方であってほしい。僕の話は批判してもいいから、他の人の話を排除しようだなんて思わないでほしい。



 物事の優劣論争が無くなる事を願って。

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