第3話 過去
僕は、道を歩いていた。
視界の隅に、あれが見えた。
「…」
「おっ、リクじゃねーか。何してんだよ」
彼はいじめっ子。何故か僕の事を馬鹿にしてくる。
そして、殴ってくる。
これもいつもの事。
「………」
反論は出来ない。出来るわけない。
いやだ。やめて。心の中で、叫ぶ。喘ぐ。嘆く。
も う あ き た
本能のまま、その力を振るう。
焼き払う。
やがて、大人が来る。
そして
「あなたなんか、子供じゃない」
そう言われた。
なんともおもわなかった。
もう、どうでもよかったのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます