日進月歩!地球1周双六
アーモンド
Game start!!
第1話
あれ……いつの間に寝てたんだろ。
ところがどうやら、豆佳は途中で眠ってしまっていたらしい。寝言とか聞かれてたらどうしよう、と恥ずかしくなりながらも、愛しのお布団に別れを告げるべく体を
―――あれ、寝過ぎて体固まってる!?
いや、そんなはずはない。
もう一度体を捩ろうと力を入れてみる。
が、動かない。どれほど体に力を入れても、動くのは手首から先だけだったのだ。
「……ねぇ実都、遊歩、起きてる?」
「うん?ずっと起きてたよー」
「寝息聞こえてたよぉ」
ああ恥ずかしい。
物凄く顔が赤くなるのを感じた。
「皆大丈夫?」
「ああ、何か金縛りなのかな?」
「体動かないのさ、どうしようもなくて」
仕方なく、私は通話しながら別のSNSを開く。もしかしたら、ここなら解決策を知ってる人がいるかも知れない。
なんて儚い希望を抱きながら、呟いてみる。
『体動かないよ( ;∀;)』
すると新しくフォロワーが増えた。
『FF外から失礼しまーす。
双六やれば動けるよ(^^)d
双六の参加はこちらから~(^-^ゞ』
まさか、とは思いつつも、私は体が動かない事の方が嫌だった為についついこの胡散臭いURLをクリックしてしまった。
そしてゲームが始まった。
世界を又にかける、大冒険ゲームが。
「……そうろく、って読むのかな?
まぁいいや、やってみよっと」
(Twitterアンケートに続く!!)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます