僕らは無傷では勝てない

餅つき

第1話

 ここは魔法が使える世界。電気をつくるのも火をおこすのも魔法で、できてしまう。

 優劣もなくみんな平等に魔法が使えた……

はずだったのだが最近、特異体質として『スキル』をもつ人間が現れるようになった。

 それは人それぞれであり、本人しか扱えない。そしてこの『スキル』は決していいものとは限らなかった。



 俺の名前はオール・レバルト

歳は16で毎日魔法を習うために学院で講話を受けている……が正直飽きてしまった

 なぜって? それは学院の教育方針に問題がある。

 まず毎日4時間、魔法の講話を聞かされるのだがここは『スキル』を持つものにとっては無意味と言っても過言ではない

 それは『スキル』を持つものは魔法が使えないからだ

 誰かが決めた訳でもなく『スキル』をもった人間は魔法体質ではなくなってしまうのだ

 

 で結局、俺は『スキル』をもっているのだがその内容が……

「レバルト、打つぞ……」

「お、お願いします」


 その瞬間稲妻が轟音とともに俺の方に……

「うぅ……」全身が痺れる。

 やっぱり雷系の魔法はいくら弱いと言っても魔法体質ではない人間にとっては痛手だ


「次は俺の番だ! リフレクション!」

俺の言葉と同時に稲妻が指先から放たれる

 そう俺は反射という『スキル』を持っているがこれは攻撃を受けないと発動しない。


「だから俺に攻撃してくれーー!」

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僕らは無傷では勝てない 餅つき @MoMoMoChi

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