勿忘草





 眠いな


 まだこんな時間か


 当たり前の日常は


 当たり前じゃない





 

 いつになったらこの傷みから


 いつになったらこの鎖から


 解き放たれる






 まだ生々しい傷に


 自分という鎖に巻かれ


 身動きが取れない


 それらを望んでるから


 いつまでも癒えない






 逃げたくなる時は


 勿忘草を思い出す


 花言葉は


 私を忘れないで






 忘れるわけがないだろう


 忘れていいわけがないだろう


 忘れることがあるなら


 いっそのこと殺してくれ






 あなたの事を忘れたら


 生きてる意味がないのだから





 

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