36謎の人物

「私を参考人?はぁ…まあしゃーないな。話くらいしたるわ。」

参考人事情聴取として一人の人物があがった。

浅野という男だった。

事件の同時刻に近くにいたことから、聴取が決まった。

不思議な男、というのがススムの彼に対する第一印象だった。

「けど君達刑事部の輩じゃないだろ。殺しだって聞いたんだけどね。私を参考人にしたくば、刑事部一課の木ノ下君のところで頼むよ。」


「あいつ、何者ですか。」

「癖者ってちょっと俺たちの間じゃ噂なってて有名なんだ。なんでもミステリー作家で、よく刑事部と宜しくやってるそうだ。」

浅野、とススムは手帳にメモを残した。

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