第28話ヤバイ介護1

「・・・うっ、ま、まぶしい。はっ!

寝てしまっていた!おれとしたことが!ジールとアルシスは!?」

「あ、起きた」

「すまん!寝とけとか言いながら寝てしまっていた!」

「しょうがないよ、みんな疲れてたし」

「おい、それよりも少しまずい事になった」

「まずい事?」

「実は・・アルシスが・・」

「私達に怪我をおわした事を覚えていたようで、部屋に引きこもってしまったんだ」

覚えていたのか

シャウ達から話は聞いていたけど、どんなスキルかまだわからない、けど今はアルシスに使わせてはいけないスキルなのはわかった。

どうするべきか、シャウ達も別に怒っているわけでもないし、「ごめん」でいいと思うんだけどな?

「シブキから話して見てくれないか?」

「わかった」



「アルシス!いるのか?」

「・・・」

「入るぞー」

「!!」

おれはスキルアンロックを使いドアの鍵を開けた

「アルシス、話がある」

「・・勝手にドア開けるなんて、兄貴もなかなかひどいっすね」

「おれの事はいいんだ」

「俺のスキルの事っすよね」

「うん」

アルシスは話しにくそうにしていた

「よし、アルシス!気分転換に2人で出かけよう!」

「このタイミングっすか?」

「今度はドアの鍵開けないから準備してね」

「え?ちょ、待って」バタンッ

この方法が手っ取り早い

「ラフナ、アルシスの服選んでくれ」

「シブキ」

「なんだ?ラフナ」

「乙女の部屋に勝手に入るなんて最低」

「え"」

「まあ、頑張ってきて」

そう言ってラフナは部屋に入っていった


アルシス・ラフナside

「・・・あの、俺・・」

「私達は仲間、あんな事くらいで見放すわけない、そう思われていた方がショック」

「・・・」

「私はもう大丈夫だから、シブキやみんなにも少しづつ言ってこ?」

「ラフナさん・・俺、許してもらえないと思って「待った」

「へ?」

「今日は「俺」じゃない、「私」を使って」

「え、え〜」

「そして〜っすも禁止」

「えー!!」


〜30分後〜

遅い、どうしたんだ?

まさか来ないつもりなのか?

「アルシス!準備できたか?入るぞ!」

「ま、待ってくだ「問答無用」

ドアを開けたそこには

いつものように装備を着ていたアルシスではなく、可愛らしい服を着たアルシスがいた

「さっき勝手に開けないって言ったじゃないっすか!!」

おおお!ロリコンのおれでも可愛いと思った

「てか、着替えたはいいけど、俺まだ少ししか歩けないっすよ」

ラフナがアルシスに何かを言った

「私って言って」

「?まあ用意できたんなら行くぞ、車椅子みたい物はあったから、これに乗って」

「は、はい」

「よし行くぞ!」

「行ってらっしゃい」



これでシブキとアルシスの仲が深まればいいんだけどな、そう思いながらラフナは再び寝床に戻った

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