第241話 国民総イナゴ化
作者の子供の頃、近所の肉屋のから揚げを良く買っていた。
その店独自の手法で上げていて
骨付き唐揚げは絶品だった。
それを食べながら育ってきたと言っても過言ではない。
久々に帰省して
暇だったのでその唐揚げ屋に行くと・・・
すっごい列
ドン引きするぐらいの人で埋め尽くされていた。
昔はほとんど誰も寄り付かないぐらいだった気がするんだけど
少なくとも行列ができたのは見た事がない。
SNSの発達で、良いモノ悪いモノがはっきりわかるようになってしまった。
これはさらに趣味趣向の個別化を招くなんて分析されていたけれど
むしろその逆になっているのではなかろうか。
むしろ、いいモノだけに人がイナゴの様に大量集中する現象が起こる。
鬼滅単行本売り切れとか、呪術単行本売り切れとか
イナゴたちはきっと自分で何かを探索して、横比較する事を面倒がる性格の人達・・・
流行している時は祭り上げられるけど
去ってしまったら、ぺんぺん草ひとつ生えない荒れ地になりそう
そして、二番目以下のの立ち位置の店には何の恩恵もなく・・・そこもまた荒れ地
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