第101話 ランキング深淵に住む魑魅魍魎



コンテストランキング下位は魑魅魍魎が住まう。




新米冒険者は自慢する。

「私は今日でランキング5位まで制覇しましたよ」


その初心うぶな様子を微笑ましく思う熟練冒険者

「そんな低層で満足しているなんて、まだまだだな」


「もっと深くまで潜ってみろ、あまりの深さ と 先の見えなさ に 意識をもっていかれそうになるぞ」


「確かに・・・このダンジョンランキング深淵アビス・・・全然底が見えない・・・なんだか怖い」



「俺も50位くらいまでは進んだことがある、そこから先はまさに地獄だ、ケタ違い文字数と年月を重ねた猛者がひしめいている、奴らに立ち向かってみたが、その『圧倒的さ』に押しつぶされそうになった」



コンテストランキングの深淵アビスに潜る人々を冒険者すこっぱーと呼ぶ。

たいていの人は低層で満足して帰ってしまうけれども



三角座りで待ち続ける、深淵の魑魅魍魎・・・

(いや・・・ホント誰も来ないな・・・)

つーか、今何位なんだろう、作者自身、深淵過ぎて潜れない。




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