第11話 脛脛脛




脛蹴りを書き始めてからというモノ、

すね』という文字が頭から離れない。




脛脛

脛脛脛脛脛

脛脛脛脛脛脛脛脛脛脛




ヤバい、精神が壊れる。

強い脛ってなんだよ、強くなる脛ってなんだよ。

どういう違いがあるんだよ・・・


ゲームしていても

あれ、この敵・・・すねがスキだらけ過ぎないだろうか・・・

って何を考えているんだ自分





うわあああ





シヴァは発狂する男の様子を観察する。


「はっ・・・」


ふと思いついた彼女は、自分のニーソックスを脱いで生足を晒す。




「私の脛・・・いかがでしょうか?、ご主人様・・・」




上目遣いに可愛らしく つぶやくシヴァに 男はふと我に帰る。




(・・・脛・・・いいかも・・・)




男は新たな悟りを開いた。


『その悟り必要ですか?』



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