第9話 批判のない平和な隔夜夢




「感想が欲しい」

那楼なろうのあとがきに書いた。

感想はまだない。





正直、もうあそこへの投稿をやめてしまおうか

と思うレベルまでテンションが落ちている。



某エッセイを拝見して、目から鱗だった。

『批判は読者とサイトを殺す』

自分は批判的な感想をたくさんもらっているわけではないから

救われているのだろうか・・・



とはいえ、無視も辛いよ・・・



『名作の中に駄作は付き物で母数が多いほど磨かれる』

その生贄になった作品はどうやって救済されればいいんだろう・・・



今日も筆は進まない。

自分の作品を真剣に読んでくれて、好意的な感想が欲しい。

そんな『理想郷』はないものかと夢を見る。




書斎の机に突っ伏してうなだれる。

とても無気力な気分だ。




シヴァがコーヒーを持ってくる。

相変わらずよく冷えている。

(半分凍っている)




シヴァの機嫌は良さそうだ。

俺の執筆が進まないほど、

彼女の機嫌が良くなる気がするのは気のせいだろうか?






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