番外編 酒宴のときのこと

 今回は台本形式にしました。コメディタッチな感じなので、軽く楽しんでください! ではどうぞっ!


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 純也とアリス


 その日、冒険者ギルドの酒場では、酒宴が開かれていた。

 純也「そういえば、俺がここに来てから何ヶ月経ったっけ」

 アリス「ここって、この町のこと?」

 純也「うん。俺がこの町に来てからいろいろあったなって」

 アリス「確かにね。ゴブリン退治だったり・・・(君のことを好きになったり)」

 純也「何か言った?」

 アリス「ううん。なんでもないよ。あはははは」

 純也「そうか。(いや、何でもなさそうに見えるのは俺だけかな。妙に顔が赤いし。まあ、かわいいからいいんだけど)」

 アリス「そういえば、この間リリスがね・・・」

 そこから他愛もない話をする二人。

 モブA「ふゅーふゅーっ!お熱いねお二人さんっ!」

 モブB「うらやましいね!この野郎!」

 モブC「リア充爆発しやがれ・・・」

 純也&アリス『そ、そんなんじゃありませんからっ!』


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 カイとファイ


 ファイ「今日、何の日か知ってる?」

 カイ「・・・え、普通の日だろ」

 ファイ「え?忘れちゃったの?」

 カイ「・・・?何のことだ?」

 ファイ「もう!この馬鹿!知らない!」

 カイ「・・・・・・?」

 ファイ(・・・今日があんたと出会ってから20周年だってこと、忘れちゃったの?・・・でも、そのほうがカイらしいから、いいや。――・・・もう、この馬鹿。今日こそ好きだって言おうと思ったのに・・・)


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 ユウと純也


 ユウ「もう君がこの世界に来てから三ヶ月ぐらい経つのか。どうだい、ここでの生活は」

 純也「だいぶ慣れてきたよ。うまくやれてる」

 ユウ「ならよかった。この世界はちょっと大変だからね」

 純也「うん。それはよくわかる」

 ユウ「ご都合主義でも進まない話、短すぎる上次回に続くスタイル、そしてずっと続く"終わる終わる詐欺"。正直、めんどくさいよ」

 純也「それは言わないのが暗黙のルールだよ」

 ユウ「まあ、これからはがんばるらしいし、大目に見よう。飽きずに見てくれている人もいるらしいし」

 純也「皆さんありがとうございます!」


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 さて、今回で“チートレス転生者の冒険記”は、(番外編を加えて)60話となりました。気が付けば4ヶ月もだらだらと連載を続けています。ここまでやってこれたのも、皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございます!これからも、“チートレス転生者の冒険記”をよろしくお願いします!




 あ、次回は本編新章突入です。

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