第33話 称号授与式終了後
なんか、アリスの様子が変だったな。大丈夫かなぁ。
もしかして恋に落ちたとか…………いや、絶対にない。俺なんかよりかっこいいやつなんか大勢いるし。たとえばユウとか。
中が少し暑かったから外に出て歩いていた。秋に入ったらしい、涼しい風を肌に感じながら歩く。
街中をのんびりと歩いて、家に向かう。おなかも膨れたし、家に帰ろうとしていた。
無論、俺を襲ってくるやつらに警戒しながら。
しかし、町はいつも通りの活気のまま、家に帰ることができた。
暇なので、布団を敷いて、早めに寝ることにした。
…………暇だ。何も無い。なのに、眠れない。
そうだ、本屋に行こう。
今もらった褒賞金で魔道書でも買おう。
と、言うことで、本屋に向かった。
本屋にはいつも通りに本が多く置いてあった。
魔道書も多く取り揃えている。その中から一つ、比較的薄い一冊を取って、レジカウンターに持っていく。
「一冊で8000Gです」
高い。ちなみに、今回は基本の8属性の魔法を収録したものだ。
火、水、風、土、光、闇、聖、邪の8属性である。
ちなみに、俺の使える魔法は、
火や水などは、生活の役にも立つ。煮たり焼いたりするのが楽になるし、綺麗な水を作ることも可能だ。
本屋にはほかにも多くの本が売っている。
その中をゆっくり見ていると、面白そうな本を見つけた。
その名も“ゼロから始める冒険者生活”。
某ライトノベルに題名が似ていると思ったが、(魔道書と比べれば)安いし、以前神様からもらったやつには書かれていない情報もあったようなので、購入することにした。
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