十月一日、二日
一日。
台風は
風があんまり強かったのだろう。地一面花の色とはならずに、どこまでもどこまでも
二日。
朝。青空に白い半月。ゆっくりと村のようすを見て歩く。
近所の庭木が数本、ひとつ方向に
ひとと集まれば、どこの屋根がはがれたの、どこが停電しているのといろいろに聞く。川の水はまだ茶色く
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