第6話 昼休み
立っていたのは。冬柑だった。まぁいつも通りで、私は私専用の教室とゆうか部屋でいつも冬柑と食べている。
いつも二人で居て、二人以外の時間がなかったと言っても過言ではなかったが、春梨ちゃんが来てから二人の時間が少なくなっていた。それは私も寂しくはあるけど、仕方ない。私も妹離れをしないといけないってことだ。
「ねえ、冬柑?春梨ちゃんのことどう思ってるの?」
まぁまだ1週間だけどそこまで喋ったところは見たことない。この子は人見知りなのか、どうなんだろうか。
「別に、特に何も思ってないよ」
う~んまだまだか、
「友達になる気はないの?」
姉妹だけどさと付け加えようも思ったけどさすがにやめておいた。
そうだ、姉妹で友達ではない。私と冬柑とはまた違った話だ
「友達はなるもんじゃなくて自然になるものだから分からないよ」
そう。そうなのだ、でも冬柑が言うとなんか笑えてくる
「なんでお姉ちゃんわらうの?」
「なんか冬柑が言うとね」
「別に私にも友達いるからね?」
「知ってる。最近連絡とってるの?」
名前までは忘れたが結構仲良くて頻繁に遊んでた気がするんだけど
「あんまり連絡取ってないね、なにしてるかなぁ」
少し目を細める。可愛い。
「別に連絡とれるんじゃないの?」
今の時代、遠くても連絡とる手段はいっぱいあるし
「とれるけど私、そうゆうの苦手だしお姉ちゃんがいるしとゆうかお姉ちゃんがいればそれで良い。」
「でも、そのアプリインストールしたなら使えば良いじゃん」
「使うよ、お姉ちゃんと連絡とるために。」
ほんとに私中心だなぁ。この子は。
目見える好意は凄く嬉しいが私について嘘をつかない。私はそれが心地よい。私だけの都合だけなら私だけ見ていてほしいけど、それは妹の為にならないと思い。最近は特に隠している。
私も大好きなのだけど。大好きだからこそ、私以外の人にも好きな気持ちを気付いてほしいのだ、姉としては、
久しぶりの二人の時間を楽しんだ。まだまだ大変だ。
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