第7回「ミッドナイト・ミーンズ」

トビウオとミカゲは信号不要の深夜の街で走り続ける。


「よし、もういいだろう」


トビウオは肩で息をする。「お前さあ、デイドなんかに関わらん方がいいぞ」


「トビウオはデイドさんと友達なんでしょ」


「友達っていうか腐れ縁だ。面倒な奴だし」


「ふ〜ん」ミカゲは腕を組んで頷いてる。


「なんか腹減った、ミカゲだっけ?辺境地にあるファミレスに行かんか?」


「OK」





ルナは午前4時に目覚める。


トビウオの事だからブラブラと徘徊してるんだろう。


ルナはスッポンポンになって、ボディーチェックする。


鏡の前で自分の裸を見る。


うん、まあ維持はしてるな。


洋服に着替え、冷蔵庫から天然水のペットボトルを出す。


ぐいっと飲んで、一息つく。


まだ空は暗い。窓を開けると冷気が漏れてくる。


「寒いな」そう言って、ルナはまた寝転がる。





トビウオとミカゲはファミレスに入る。


夜中なので、人もまばらだ。


席に着き、メニューを見る。


トビウオは離れた席に意外な人物を 見つける。


2018(H30)4/10(火)






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