第288話 そんな二人に対して、更に二名が(3)

「はぁ~い。姫様。いきますね……と、言うか? 本当にいつも、いつも御二人は、恋話し……。理氏の事になると本当にムキになり。仲悪くなるのだから……。はぁ~」と。


 大鬼、オーガの紀霊将軍がいつものお姉様らしく、やる気のない声色。


 だけど彼女、紀霊お姉様の大変に大きな体躯。


 ボイン、ボインと、タユン、タユンと揺れる爆乳を持つ、大人の女性独特に雰囲気、色香、艶やか身体の方は、紀霊将軍の顔、声色とは裏腹に、やる気! 行く気! 逝ってしまう気満々だからね。


「行くよぉ~。皆ぁ~、突撃……」と。


 自身のやる気の無い声音で、おチビな埴輪仕様の兵達へと、紀霊将軍が持ち、握る。


 この世界のの一つであるを天空へと掲げながら。


 先鋒の突撃の指示! 下知を、やる気の無い声音で出せば。


 可愛い埴輪の木馬に騎乗、跨る、艶やかな、大人の戦姫さまは、自身が身に纏う、煌びやかな白銀色の甲冑からでも、見事に胸、爆乳、オッパイと言う、神々しい物をタユン、タユンと揺らしながら。


 弁姫殿下が総大将、曹操孟徳が参謀、総指揮を執るへと勇んで、素早く、突撃を決行するのだ。


「「「キッ、キキ」」」


「「「キャ、キャ」」」の。


 声も含んでね。


 そんな様子の紀霊将軍の事を、何処かの誰かさん……。



 そう、自身が一番気にしている、気に掛けて、いつも李儒理儒の家、里で、お風呂、シャワーを浴び、入り、入浴後に脱衣場の鏡で、自身の裸体を写しては、「はぁ」と溜息、落胆、気落ち。


 自身の肩を落としているは、自身の口、奥歯を『グッ、ググッ』と、噛み締めながら。




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