第103話 李儒(理樹)と内気な姫殿下(4)
そう、李儒(理樹)なのだが。
う~ん、実はね?
彼が乗っている自動二輪車のバイク、ではなかった。なかったよ。本当に申し訳ない。
まあ、遠目から。傍から。彼、李儒(理樹)のことを見て確認すればわかる通りだよ。
彼が騎乗をしている馬……と、いうよりも? ロボット? サイボーグ? ではない。ないようだね?
そう、皆も歴史で習う。学んだとは思うのだが?
日本の古墳──!
円憤や前方後円墳と色々と、日の本独自の高貴な人達のお墓や祭壇に使用された物ではないかと言われ、呼ばれている高貴なお墓から良く出土する。されている。馬の埴輪に良く似た。
と、いうよりも?
色こそ違うのだが、埴輪その物が地面を『タッ、タカ、タ、タタ──』と、樋爪の音を立てながら。は、していない。していないよね?
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