第8話 少年理樹の怒り! (3)

(ここまで)


「(弊社に対して、そんな荒々しい物言い。脅すように貴殿が申しつけてこられても。我が社自体が加害者ではなく。被害者になるのだから。そんな荒々しい文章を送りつけられても困る。それに、無理なものは、無理で御座います。だからこの度はお互い。弊社と貴殿とで、お互いが痛み分けと言う事で諦めてもらうしかない。だから貴殿とは今回を持ちまして、永遠の別れになると思いますが。それでも弊社は、今後もウイルス駆除のメンテナンスを実行しますので、貴殿は、それが終わるのを永遠にお待ちください)」(笑)と。


 の運営会社からの嘲笑い、苦笑と共に、李儒理樹のスマートフォンへと送られてきたのだ。


 だから、このメール、内容文を見て、読んだ李儒理樹の反応はと言うと。


 まあ、ごく当たり前、普通通りにね。


 彼は憤怒!


 荒々しい表情、様子へと直ぐに移り変わり。


「ううっ、くそ~。悔しいなぁっ。今日から三國オンライン戦記では、が始まるのに、僕はプレイができない。特にこの度イベントは、【若かりし頃の董卓仲頴】が普通にプレイをしているだけで、イベントの報酬としてもらえるのに。く、くそ~。だから歯痒いな。運営会社の奴らは」と。


 李儒理樹の奴は、自身の奥歯をググッと、噛み締めながら呟くのだ。


 ついでにこんな台詞も加えてね。


「ううっ、くそ~。こいつら。の運営の奴らは本当にくそで、くずだから。僕は彼女、董卓仲頴を手に入れることができない。できないでいるから。僕は、あいつらのことを絶対に許さない! 許さないからなぁ!」と。


 李儒理樹の奴は子供で、大人気ないから。


 こんな悪態を平然と独り言で漏らす。


 でっ、また、更に、李儒理樹の奴は、自身の口を鼻息荒く開くと。


「先程迄のメール文、内容は、少々手加減して、スマートフォンへと書き込みを入れたけれど。今度は手加減なしだ! 僕は荒々しい文面を記載して、三國オンライン戦記の運営へと抗議文として送ってやるからなぁっ! あいつら待っていろよ」と。



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