第7話

「え~ここで注目するは筆者の太宰が・・。」

現代文は単調すぎて眠たくなるんだよな。ノートを取るのも終わり、講釈をきいている。太宰も筆者も関係ない。ただテストに出るから勉強しているといったモチベーションだ。教師って仕事はなんなんだろうか。勉強を教えること、社交性を身に着けさせること、スポーツを教えること。そうノートに書いてみる。太宰はどう思うのだろうか。答えは出ないまま眠気と戦って現代文はおわった。


パンッ!

またこの音だ。いったい何の音だ。

時間はまた午後の文化祭の準備中だ。教室の中から聞こえて、あたりを見渡すがやはり何もない。なんだこれ、意味もない何も起こらない。原因をさがすほど執着していないが気にはなるなぁ。今日朝に手伝うと決めたことを思い出して、大きな看板の色塗りを手伝った。茶色担当になった。

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