9月11日① 構成力の話

 カクヨムコン長編,異世界ファンタジー部門のアレコレを書いた後。


 最近『ヨム』をほとんどやってなかったなぁと思い、読む事を始めようと思いました。


 私は崇高な目標がない為、続きが気にならなきゃ読むのをやめてしまうダメ読み手なワケですが。



 ただ正直、今はエネルギーがない……

(昨日お客様にフルボッコ(※精神的)にされた為だ)


 それでも、気持ち回復・インプットの為に、色々作品。読んでみようと思いました……



 んで。


 読んでてふと、私にも足りない『書き手の必須条件』に気づいた。


 それは


『読ませる力』


 いくつか読んでみたんだけど、自分のエネルギーが足りないせいか、読み進められなかった……

 作品が悪いのではない。

 私にエネルギーか足りないのだ。


 ただ、私が求めていたのは

『ヤッベェ止まんねェ!』

 作品。


 我儘かよ。


 エネルギーが少なくても読みたくなる作品が欲しい……



 私自身、サバコンの時も悩んだ。

 最初に何を持ってくるか。


 殆どの場合、時系列に沿って事件の発端だろう。


 場合によっては、主人公の日常から入るのかもしれない。


 ただ。


 批判覚悟で言わせてもらうと、

 主人公の日常は見せられても、正直面白くない。

 だって日常だから。


 作者の意図として。


 その日常がある日突然壊れる事を目的としているのであるとしても。

 壊すなら早めでよろしくお願い。


 じゃないと、先を知らない私はドキドキもワクワクもせず読み進めるだけになってしまう……


 ドキドキワクワクナシで読み進められるのは、せいぜい2000〜5000文字かなぁ……


 そこまで行って、何か琴線に引っかからないと、私は読むのを辞めてしまうのです。


 ダメ読み手だね……



 よくある手法で、いきなり事件やストーリーの一番盛り上がってる場所から話を始めるパターン。


 私は結構コレ系が好きなんですが。


 どうやら、この遣り方は難しいらしい。


 時系列ではないので、『構成力』が試される為だ。



 正直、この『構成力』で、あっと言わせて欲しい今日この頃。


 誤字脱字も、多数じゃなければ気にしない。

 文章が下手でもいい。

 設定もありきたりでいい。


 構成力がある作品が読みたい。


 構成力といえば、ミステリーだ。

 わたしもミステリーは大好物だ。

 映画から火サス、海外ドラマの『クリミナルマインド』なんてDVD買って何度も見てる。


 アレだよアレ。


 約1時間で感じられるカタルシス!!


 凶悪犯を捕まえました、めでたしめでたし、を、毎回手を替え品を替え面白く見せる力!!


 アレを欲する!!!!


 別にミステリーじゃなくていいから!!


 なら、本屋行けって声が聞こえてきそうだ。

 その通り。

 でも違うんだよ……

 カクヨムで見つけたいのさ。



『えー!! こんな凄い話がカクヨムにあるの?! こんなのが書ける書き手さんがアマチュアなの?! 私ファンになった!! 応援しまくる! 書籍出たら絶対買う! その前に貴重な編集の手が入っていない作品を貪るぜェ!!』


 が、したい!!!


 我儘か。




 じゃあさっきから言い続けてる『構成力』ってどうやって付けんねん、って話。


 私にもないから、手探りで私なりのやり方の模索しか披露出来ないんだけど。



 一番は


『読み手を意識する事』



 例えば

『この順番に話を見せれば、読者をミスリード出来るんじゃないか?』

『この書き方をすれば、読者に布石として記憶に残せるんじゃないか?』

『この登場人物はまだここでは出さない方がいい。この後の方が登場の仕方としては効果的だ』


 とかね。



 私が『例え私が──ても、』を書く時に意識したのはソレでした(できてたかどうかはこの際置いといてくれ)


 カタルシスを表現するには、どんな順番が効果的なのか?


 モノローグを差し挟むタイミングは?


 四葉ヨツハと真・ボスのモノローグを勘違いさせるには?


 このモノローグが、最後に効果的に読者の胸に刺さるには?


 事件の流れや終わり方は、書き始める前から見えていました。

 それを、どう組み立てれば読み手に『おお!』と思ってもらえるのかを、稚拙ながら必死に考えてました。


(※私が本編の終盤、怒涛の更新が出来たのは、既にこの構成とストーリーの流れがハッキリ見えていたから、ただひたすら書けばよかったので、早く書くことが出来た)




 他の書き手さん達が、果たしてどれほどそこを考えながら書いているのかは分からない。


 私と一緒で、頑張ってるけど力不足な人も多いのかもしれない。


 ただ、それを『やろうとしているのが見える』作品が好きなんだよね、私は。


 あざとくてもいい。

 わざとらしくてもいい。

 売ってる本なら『ふざけんな』と言いそうですが、カクヨムではそれを求めていません。


 プロじゃない人にギャフンと言わせられたいのです!!


 ドMかっ!!



 気になるのは……構成の事なんて考えずに、ただ書きたいものを書きたい順に書いてしまっている作品かなぁ……


 折角の、深く練り込まれた世界観も、魅力的なキャラも、効果的な言い回しなどの文章力も、


 構成力がないと、勿体ない結果になってしまうのではないか?



 映画や舞台で言えば、演出。

 漫画で言えばコマ割りとかかな。

 商品などならプレゼンの力、広告力、とか。


 ソレがダメダメな名作ってないじゃん?


 逆に、あらすじで説明すると大したことないんだけど、魅せ方(構成力)が上手くて面白い話って沢山あると思うんだ。


 奇抜な世界観を考えるより、

 キャラ立ちさせる為に設定を付加しまくるより、


 構成力を……

 構成力をつけるんだ!!


 そして私を完膚なきまでに叩き潰してくれっ!!




 と。

 ここでふと思いついたぞ?

 構成力練習の為に、自主企画を立ち上げてみたらどうだろうか?


 みんな、同じ登場人物と、同じストーリーラインで、構成だけで人と違う作品を書いてみるの。

『読ませ方の練習』とでも言うのか。


 1万字までの短編で、必ず完結させる事を条件として、書きあって読み合うのだ。


 他人から技術を盗め!


 ってコンセプトで。

 レビューや応援コメントを付けあって(批評はしていいけど非難はダメで。私は心が脆いから……さ)


 どうかなどうかな?


 やってみようかな……

 その場合は、まず自分で作品を例として出さないとね……

 と、なると。

 まずは舞台設定を決めなければ。

 1万字で完結できる筈のストーリーラインで。


 ちょっと考えてみますねー。


 続く!!

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