第1話への応援コメント
このような作品があったのですね。
勉強不足でした。私も一ヶ月くらい前に「悪役視点、でもラスト数行まで逆視点であることは隠して(わかった上で読むと序盤の記述が「なるほど」となるように)」というのを意気揚々と投稿したばかりだったので、少し恥ずかしくなりました。
……でも「ショートショートなんて先人が色々書き尽くしているのだから、きっとこれも王道パターンの一つ」と考えて自分を慰めることにします。
この作品に関して一番すごいと思ったのは、
>(くっ、私の夢もここまでか……)
から続くあたり。この内心台詞のおかげで、次の地の文『抑えきれないほどの無念の情が、私の心の中に湧き上がる』の役目は終わったかに思わせる。実は次の内心台詞にも掛かっているのに。
その『次の内心台詞』の方は、続く地の文『薄れゆく意識の中、呪詛を吐く私に奴らが近づいてきた』のおかげで、まるで『奴ら』の台詞が『薄れゆく意識』のせいで微かに聞こえてきたかのようにも騙される(特に蘇生魔法の話があったから『こんな虫ケラ同然の人間どもにやられるなど』にも違和感がない)。
このあたりの計算高い妙味に、感激しました。
作者からの返信
身に余るコメントありがとうございます。
中学生のときに読んだ海外のとある推理小説で、一人称視点の語り手が犯人だったというものがありまして、衝撃を受けたことを覚えています。出版当時は推理小説の作法に反しているということで批判の嵐だったようですが、こういった叙述トリックを使った作品は様々に生み出されているようですね。
私にとっても、この『信頼できない語り手』を使った叙述トリックは一度使ってみたかったものでした。今回ちょっとネタを思いついたので、書いたのがこの作品です。短編は苦手なので一発芸のようなものですね(笑)。
それと、過分なお褒めをいただきありがとうございました。
とても深くお読みいただいたのだと感謝いたしております。
今後も精進していきたいと思います。
第1話への応援コメント
「投票コンテスト」の企画から来ました。
面白いオチで思わず読み返してしまいました。
主人公が負けるオチまで予想出来ましたが、勇者が主人公だと思い込んでいました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
騙す気満々で書いたので、思い込んでいただけてよかったです(笑)。
お読みいただきありがとうございました!