創作についてのエトセトラ

第87話世界ののだめカンタービレ！

『のだめカンタービレ』全25巻を三日かけて読んだ。

　最初から最後までハイテンション！　ものすごっく楽しい。

　最初から世界を視点に入れて語られている。

　音楽って怖い！　って思う瞬間もありつつも、ヒロインのだめの愛ゆえの苦しみに共感し、またヒーローの俺様っぷりにドギャン！　とやられる。

　女神、もしかしたらですけど……こないだから言ってた『キレる』キャラってこれですか？　千秋先輩……？

　：そうよ！

　こういう俺様が切れるシチュエーションなんて、ネタがありませんよ。そしてわたくしでこれを（キレざまを）演出させようとするのやめてください。むしろ女神が演じればいいじゃないですか！

　：だめ。ふざけんな！

　女神は静かに切れるから怖いッス。

　：順番通りに言ってみ？

　なにをですか？

　：ふざけんな！（リピートアフターミー）

　ふ、ふざけんな……！

　：はい、だめです。

　わたくしキレたって言動にでない性質なんですよ！？　人様に殺意を抱いたのだってたった一人！　ですから！！

　：軽いね。

　どんだけ殺意を抱かせたいんですか？

　：必要。重要案件。緊急事変。

　そ、そんな……！　わたくしが千秋先輩並みの俺様っぷりを演じるの……？　むしろそこまでわたくしをキレさせるってことが可能なの？

　：イエス、イエース！

　日本語で！

　：アハーン？

　…

　むかつきますが、キレません。女神、大丈夫？　と声をかけます。

　：ムードが大事。

　眉をしかめつつ、大丈夫かオラ、とミネラルウォーターをぶっかけます。

　：うん、いいじゃん。

　これ、続きますかー！？

　：苦悩、みたいなオーラ出さない！

　しますよ！　苦悩！！　めっちゃします！！！

（中継終了）