第63話無駄じゃなかった

 今まで書いてきたことは、続きを書くために必要だったと悟った。

 今22500文字程度。書けた……うれしい。で、こちらなんだけれども。

 :面白いよ。

 :原作者がいるの? ってくらい。

 :憂鬱が吹っ飛ぶ。

 そこまで言われちゃ、続きを書かなきゃ。

 :そういうふうに文章にして、書きとめときなさい。

 :はーい。返事は? はーい。

 はーい。

 ありがとうございます。

 つ大吟醸

 :わーい。

 なにかいいアドバイスをいただけないでしょうか?

 :あ、うんとね。アルバイトを転々としたらいいと思う。

 主人公が?

 :うん。

 ありがとうございます!

 …

 他にはなにかありませんか?

 つ大吟醸

 :うんとね、激しい気持ちを克服しろよ。

 わたくしが? 主人公が?

 :わたくし。

 激しい感情とは?

 :もてあましてる感情を。

 小説を書けたらそんなもの、すぐ忘れますよ。

 :そっかそっか。

 書くとき斜めに構えるのは必要でしょうか?

 :必要よ。

 ああ、じゃ、ちょっと目線を生意気にしてみます。

 :おっけー。

 つ大吟醸

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