第33話なんかぽやんとしてるけど

 ページが許されるなら、いつでもどこでもぼやいてみせる。

 そんな勇気と気概あるわたくしです。

 こちらはね、もういいの。

 自分のために書いてる創作日誌みたいなもん。


 え? なんで口調が変わるのかって? 今書いてる小説のヒロインがこうだから。頭の中ちょっとばっかし、いじったの。

 かき終えたらもとに戻すかんね。

 しっかし、じめじめ嘆いてて、どこのどなたが楽しいっていうのかな!?


 もうすこし考えろって、思うけどなあ。

 まあ、悩んでるみたいだし、生あったかく見守りましょうっと。

 このごろちっとも執筆が進まないんだけど、書いてるのナンバン?

 :サンバン。

 あー、近頃ろくに出番がなかったやつね。

 なんだっていうの? 書きたくてワード開いたんだから、書けばいいのに。

 サンバン? そこんとこどーなの?

 :デリケートなんだよ。聞くな!

 ふーん。どうすればかき続けられるわけ?

 :え?

 え、じゃないでしょ。どうしたら、あんたは『魔王が勇者!』終わらせられるのって、聞いてるの。

 :うーん。

 ご飯は? 空調は? 読書! 三度のご飯より好きじゃない。

 :戦って勝てるかな……ヒロイン。

 あ、バトル突入!? そんなのヒーローを活躍させて、いいところで堕としてヒロインが後を受け継げば?

 :あ、そんなもんなん?

 :おーいおーい。

 どなたー?

 :ヨンバン、自分の運命を決めるのはサンバンにまかせて。

 えー?

 :えー、って……勝手に筋書を横から変えるなよ。

 そんなこと言ったって、サンバンがうじうじしてるから!

 :あー、あんたたち、相性悪いよ……かき続けるのがおっくうになる。

 それで小説がすすまないの? サンバン?

 :うんまあ。

 私のせいなのね……? ていうか、私のキャラがこうなのは、わかってて書き始めたわけでしょ? 今更、なに!? 私にどうしてほしいの?

 :おとなしくしててほしい……。

 私、おとなしいじゃない!

 :ほら……口答え。

 するよ? そゆ癖のあるキャラだもん。キャラが好みでないなら、もう、バリバリ趣味のキャラを登場させちゃえばいいじゃない! みたいなー。

 :おっけ。新キャラ出す……。

 やっちゃえ!! いえい!!


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