指わらしと鏡羽(かがみばね)
指は我が門
そなたを許し通すもの
指は我が花
結んで開く命の香り
指は我が望み
折れればかなわん真の形
指は我が鳥
陽(ひ)の目に宿るそなたに飛びて
行きは宵酔い帰りは終わり
稲穂の膝に手をかけて
奏で眠れや宝の小箱
そうと目覚めて蝶となれ
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