第14話2018年6月上旬

 皆さま、お久しぶりです。

 いよいよ梅雨の時期になりましたね。

 私は一年のうち、この時期が最も嫌いです。

 うねうねうごく、土の天使、私にとっては悪魔が地上に現れるからです。

 出現率が低いであろう通勤路を条件にアパートを借りたと言っても過言ではありません。


 さて、最近の私は市立図書館にてハンドメイド作家のハウツー、ウェブマーケティング、一人ビジネスの本を借りて読み漁ってます。

 他には販売業のビジネス書を読んでみたり、私の力になりそうな本の文字を追っています。

 その後は地元の税務署を訪れて開業申請をする予定です。

 領収書や封筒、自社印鑑の準備など、やることはたくさんですし、それなりにお金がかかります。

 スタートを踏んでいないとはいえ私も一介のアドバイザー、そこは頭を使って費用を最小限に抑えます。

 百円ショップでは組み合わせ自由の文字スタンプが販売されています。

 文字を連ねて、スタンプ台を接着剤で固定すれば、業者さんに頼まなくて済みます。


 少額の費用で少額の利益からスタートしたいと考えているから思い付いたのでしょうね。

 ちなみに顧客ターゲットは大学生から二十代の一人暮らし初心者です。

 これには理由があります。

 まず、費用を抑えて個性を出したいという願望が強いのはこの世代であること。

 次に、後々ファイナンシャル・プランナーとして学生対象の講師をしたいということで、この世代の方々に知恵を絞ることを身に付けてほしいから。

 三十歳になった今でも、私は給料の額の関係なしに費用を最小限に抑えて、自分の知恵を表現したい願望があります。

 カウンターレディ時代に比べて、月収が半減したからというのも大きな理由ですが。

 毎日お金のことを考えるなんてうんざり! とおっしゃる方もいるでしょう。

 ですが、その嫌悪感をどうか拭ってください。

 お金のことを考えるのは生きること。

 それを放棄するのは、生きる権利さえ自ら棄てるということです。

 生きるのにお金を抑えることは可能ですが、一円も使わないで現代社会を生きることは不可能です。

 それでも無理! ということであれば、資金すべてを使って、民族部落に移住する他にないでしょう。

 少々キツイ言い方をしてしまいましたが、それほどお金は重要な存在です。

 生涯のパートナーです。

 そのことをお忘れなきよう。

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