VRMMOから異世界へ~初期武器は最強武器!?〜
パーマ太郎
プロローグ1
「世界を救ってください」
突然俺に語り掛けた謎の声。
どこの誰が俺に助けを求めているのだろうか?
そもそもなぜ俺なのだろうか?
俺以外にも相応しいやつなどたくさんいるだろうに・・・・
俺は・・・・・・
目を覚ますといつもの天井に鳴り響く目覚まし時計
何も変わらぬ光景があった。
「変な夢だったな・・・・」
少しけだるい体を起こしリビングへ向かう。
適当に納豆と卵をご飯にかけてそれを口に流し込む
食べ終わったら歯を磨き顔を洗うという
俺にとってはいつもの朝の行動だ
普通の人は順序が逆らしいが俺はこれが正解
だと思う
で、申し遅れたが俺の名前は神山俊太、高校1年生で年齢は15歳
家は剣術道場で俺も10歳のころから剣術を習っている
父子家庭で兄弟はいない 身長177cm69kg
学力なんかなくても困らない。運動はかなりできるし
まあ総評としてはパーフェクトヒューマンだと思う
実は今日、ビックイベントがある。
一つは開校記念日で学校が休みで1日中自由だということ
二つはフルダイブ可能なVR機器が届くということ
大事なことなのでもう一度言う
そう・・・フルダイブできるVR機器が届くのだ!
今回俺が購入したフルダイブVR機器の正式名称は
「イマーションギア」という
で、まずフルダイブVRというのはナノマシンを脳内注入して
仮想現実を実現する画期的VR機器だ
今まであった網膜に直接映像を描写するVR眼鏡
とは違い大きなヘッドギアも必要ない
必要なのはナノマシンを注入するために耳につける
イヤホンほどの小さな機器のみである
このVR機器が登場したのは2045年
当初は企業用として発売して今よりはるかに大きく
洋服ダンスほどの大きさでありそれに、とてもじゃないが一般人
に手が出せる値段ではなかった。それもそのはず
発売当初は1台120万円、新車すら買えて
しまうその値段に手出しできるのは企業か金持ちかよほどの
物好きしかいない
俺はよほどの物好きでも金持ちでもはなかったのでその時は買うことはなかった
しかし発売して15周年目でお値段1台3万9800円とかなりの値下げがなされた
ここ5年間でこのvr機器は急速に一般に浸透していきどんどん
値下げされてきていた そしてついに120万円した機器は4万を切ったのである
今ではかなりのゲームなどがこの機器から発売されるようになり
旧来のいわゆる携帯ゲームや据え置きゲームといったものが
今では発売されなくなっていた
そして俺も4万円を切ったことと
これがなくちゃ最新ゲームができないということで
貯めたバイト代で購入した
そして最初にやるゲーム、ロードオブオンライン
このゲームは三年前に日本のゲーム会社が初めて出した
VRMMORPGだこのゲームの舞台は架空の世界ではあるが
中世後期の欧州をイメージして作られている
この世界に存在する主な種族は人間以外に獣人、半獣人、エルフ
この四種族である他にも種族はいるらしいが
我々プレイヤーがなれるのはこの四種族である
それに自由にプレイヤーがこの四種族を選べるわけではない
それぞれの種族にばらつきが出ないように振り分けられる
そのうえキャラメイクも完全ランダム
仮想世界でも現実世界のように悲しい差ができてしまうのだ
「なんとも悲しきかな・・・」
そんなことをつぶやいていると
「ピンーポンーーーーーーー」「宅急便でーす」
そうこうしているうちにチャイムがなる
クラウチングスタートで玄関へ向かう無論全力疾走だ
「ううううううおおおおおおおおお」
いままでこれほど全力疾走したことがあるだろうか?
まあ、あるけどさ・・・・
そしているうちに玄関についた、呼吸を整えながら扉を開ける
ドキドキ・・・・ドキドキ・・・・
扉を開けると宅配のお兄さんが俺に軽く会釈をし受領書をみせた
「ハンコお願いしやーす」といったので俺はそれにハンコを押した
そして俺は扉を閉め、すぐさま開封した
「しゃーーーーーーーああああああ」
そして俺はうなり声?をあげながらセッティングにとりかかる
――30分後
「早速ロードオブオンラインとやらでもやるとするかな」
俺は説明書の通りイヤホン型のVR機器にロードオブオンライン
のデータが入っているであろうSDカードを差し込み
布団に寝転がった
そして右耳についているスイッチを押した。すると・・・・
30秒ほどすると意識が遠のく感覚が俺を襲う
まるで眠りにつく瞬間のように――――
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