自己紹介がわりの執筆歴
最初に告白しておくと、今まで『文書力を磨く』という事を行ってこなかった。
本職は文筆業ではないのだけれど、文章を書く機会が多い。その中で自然に磨かれた文書力ってのはあるのだろうけど、小説を書く文書力とはまた質が違う気がする。
ここへきて、やっと小説と向き合う気になったので、慌てて文書力を磨かなきゃと焦っている次第。
さて、シャーロック・ホームズで読書にハマった小学生が、中学に上がってなぜかスチャラカしたSFに流れ、読み漁った火浦功や岬兄悟あたりが原体験。
その後村上龍にはまり、純文学に片足を突っ込んだ。迷走に次ぐ迷走。
最初に小説を書いたのは二十歳の頃。学校の文集へ、寄稿したのが初めての作。
各学部の名物教授を登場させ、地元の商店街を舞台に繰り広げられる冒険活劇。全学生が泣いた感動巨編……には仕上がらなかったし、小説以前の出来栄えだったのではないかと思う。
二十代の前半は、ネットの創作系フォーラムへ、火浦功かぶれの小説や、村上龍かぶれの小説を書いてはアップしていた。
まともに書いたのは、学生の間だけ。働き始めて生活環境が変わったり、バンドを再開したりで、あまり執筆の時間を取らなくなってしまった。
数年ごとに書いてみたり、稀に公募に出そうと書き始めてお蔵入りさせてみたり……そんな気まぐれな書き方しかしてこなかった。カクヨムにも二年ほど前に登録しているのだけれど、一作だけ公開してずっと放置してきた。
先日、お蔵入りさせた公募用の小説を読み返し、うっかり「意外と面白くないか、これ」などと思ってしまい、書き直しを試みたのだけれど文書力の無さに打ちのめされ、再びお蔵入りさせるのかと思いきやムキになって書き直しをしたくなり、今の文書力では無理だと悟り短編をこなしてスキルアップを目指そうとしたところ、カクヨムの存在を思い出して過去作をリライトして公開しているうちに楽しくなってしまい、「あれ? 今までなんで小説書かなかったんだっけ?」と人生を無駄に過ごしてしまったような気持ちに苛まれるも、「人生に無駄な事なんて、何もないんだよ。無駄に見えることでも、全てが自分の糧になっているんだよ」と頑張ってきた自分を褒めてあげながら、晩御飯は冷蔵庫にストックしている鶏ハムを食べようかそれとも外食にしようか等と思い悩んでいる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
まぁ、こういうの書くから、文が荒れるんだろうな。
という訳で、書き直している公募用の小説を、新人賞に放り込むことができるレベルに引き上げるまで、真面目に小説と向き合ってみようかと思うのですよ。
その先のことは、またその時に考えますかね。まぁ、様々な苦悩も含めて書く事が楽しくなってしまっているから、そのまま書き続けるような気はしてるんだけどさ。
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