26.軽やかな人生

最近気づいたのですが、薬で思考停止しているだけなんですね。思考停止している間に良くしようということなんですね。

なんだか薬が苦しみを治してくれるものとどこかで思っていた気がします。

抗うつ剤を飲み始めてからなにか堰き止められている感じがずっとしているのですが、思考の向こうにある苦しみなのかもしれません。

ずっと頭が空っぽなんです。虚無だけがいる。虚しい。

これが健康な人の在り方なら人生はすごく軽いですね。軽やかだと思います。

私は強制的に思考停止されているだけで苦しみが潜んでいますから軽やかにはなれないのでしょう。

苦しいよりはましなのかもしれませんが、空っぽなのもこれはこれでつらいなあ。切実にしたいこともなくなってしまいました。

どちらにせよままならないのだから、そのように生まれたとしか思えませんね。きっとそう。

文豪とかこんな感じだったのかも。文豪になりたい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る