第6話
先輩と後輩。その関係は、私は好きです。つうとかあの関係のようなほっとする感じが。
ですが、それは行き過ぎてしまえば、主人と奴隷です。
後輩だから、先輩の言うことを聞かなくちゃ。先輩を喜ばせなくっちゃ。
少なくとも、そう思っていた時期が、私にはありました。
いい子でしょ。ねえ、私っていい子でしょ? 褒めてよ。ねえ褒めてよ!
そんな気持ちを深層心理で思ったまま接していました。
いまは大分、改善されてはきましたが。
それでもまだ、時折ひょっこり顔を出してきます。
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