4. 美容室の過ごし方
私は金はなくても、オシャレや美容、流行には敏感な女子高生です。
もちろん、髪を切りたいと思えば美容室に行ってイマドキのヘアーにしてもらいます。
でも、お金がないのは事実。
そこで、少しでも有意義な時間を過ごせるように工夫をしています。
まず、髪型のオーダーをするとき。
イマドキのヘアーにしてもらう、と言いましたが、イマドキの「ショート」ヘアーにしてもらう、の方が正しいです。
というのも、「どうせ同じ値段で切るなら、バッサリ切った方がお得」という感覚が私の中ではあるので、ショートにしてもらっちゃうんです。
担当の美容師さんにも、「けっこうバッサリ切るのがお好きなんですね〜」と言われた始末。もちろん、見栄っ張りな私は「お金がもったいないので……」なーんて言わず、上品 (のつもり) に笑うだけです。
次に切ってもらっている最中。みなさんも、それぞれ好みのお過ごし方がありますよね。私はおしゃべりが大好きなので、綺麗な美容師さん方とお話をしたいのですが、そこは我慢します。
我慢して何をするかというと……「雑誌」を読む。
読む、というか暗記する勢いで読み込みます。
ファッション雑誌というのは、最近の流行を知るためのツールの一つ。普段、まともにスマホやテレビも触れない身としては、大事な情報源なのです。
が、もちろんお金ない私には雑誌を買うことはできないので、タダで読める美容室で必死に内容を叩き込みます。そして、それは明日からの学校での話題についていく
まぁ、こんな感じでオシャレや流行にも必死に食らいついています。
これを読んでいる皆さん。
もし、雑誌を必死に読んでいる人が近くにいたら邪魔はしないであげてください。私と同じように、時代の流れに乗ろうと頑張っている人かもしれませんから。
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