『初恵と親友』
――カランカラン。
休みの昼下がりに、
「
「お
森宮
「今日は何が良い?」
「ミルクティーをお願い」
そこに、とことこと足音が鳴る。
「こんにちはー」
「こんにちは。今日も
「えへへ」
その
そう思い返していると、初恵の表情を見て百合が微笑んだ。
「
「……参ったな、顔に出てたか?」
「ふふっ」
時折、そんな彼女もちゃんと周りを見ているのだと気付かされて、「この人には頭が上がらないな」と思うのであった。
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