第63話:ソーシャルなディスタンス
コロナで大騒ぎしてピリピリと過敏になっていた空気が少しづつ緩んできているな…と最近感じているんですが…。
まず、私を含めですがコロナで世間が大変な中リモートワークできない業種の皆様、お疲れ様です。
本当にありがとうございます。
特に、都心部で仕事をしている方々はマスコミの影響とか大変だったんじゃないかと思います。
最近だと、マスクを外している方もちらほら見かけるようになりましたね。
喫茶店でもお仕事をしている方や勉強している学生さんを見かけます。
ただ、やはりモヤモヤするところもあって…。
それが、今回の表題にもなっている【ソーシャルディスタンス】です。
席の間隔を離させるために色々な工夫をしているお店もありますよね。
多人数座れる長机やカウンター席のあるお店だと、テーブルの上にプレートを設置してお客さんを隣接した席に座れなくしたり、椅子自体を外して強制的に間隔を空けるお店もありました。
そんな中、テーブルではなく壁にステッカーが貼ってあり、赤文字で『間隔を空けてご利用ください』と書いてあるお店がありました。
ですがまぁ…ね。
そんなステッカーおかまいなしに、隣接した席に数人で来店したお客さんが座るわけです…。
学生さんだけじゃなくて、打ち合わせなんだろうな…っていう営業職だと思われる方々の姿も見かけます。
『ステッカーの文字も理解できない人達がする仕事の話かぁ…』
いやね…わかりますよ?
「桜木だって、コロナに過敏になりすぎだろ」
って言いたいですよね。
その気持ちは痛いほどわかります。
ですが、私の大好きなお芝居はもっともっと厳しい目が向けられているんですよ。
スタッフさん達がお客さんに注意しながら、【ソーシャルディスタンス】をちゃんと確保できるように。
座席の間隔を空けないと批判され、袋叩きにされる状態ですからね…。
そもそも、そういう風に決められている事ですからね。
喫茶店の店員さんだって忙しいんですから、必要以上に仕事を増やすわけにもいかないですけど…。
でも思うんですよね…なんか理不尽だなって。
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